こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんを支えている親御さん、ご自身のやりたいことやっていますか?
不登校のお子さんのことが心配なあまり、親御さん自身のやりたいことを我慢していませんか?
親としては当然のことですよね。という声も聞こえてきそうですね。
私も、不登校の子どもの親でした。
できることなら仕事をやめたかったです。
ずっと子どものそばにいたかった。
ですが、生活があるためできませんでした。
私の代わりに、祖母が昼間はそばにいてくれていました。
不登校を克服して数年が経ちますが、祖母と孫の間には、不思議なつながりがあります。
不登校お子さんが、不登校になったばかりの頃は、心に傷を負っています。
ですので、この先どうしたいとか、将来どうなりたいとかということは、まったく考えられません。
不登校になる前に、あんなに夢を語ってくれていお子さんが、別に、どうでもいい、何が、というように、何を考えているのかくみ取れない言葉を発することが多いです。
この状況は、お子さん自身が、学校に行けなくなっている自分を受け入れられず、どうしてこうなってしまったのか悩んでいる段階です。
まずは、お子さんの心を傷を癒してあげましょう。
お子さんに、親御さんはずっとずっと味方なのだということ、親御さんはお子さんのことが大好きなのだということを伝えていきましょう。
不登校のお子さんの傷が癒えてきたころに、元気になってきたということで、学校の話をしたくなります。
不登校のなる前にお子さんが興味を持っていたこと、楽しんでいたことを思い出させてあげてください。
スポーツ、音楽、本、絵、手芸、工作、料理、色々ありますよね。
ここで、ゲームと出てくる親御さんは多いと思います。
お子さんは、不登校で傷ついたときも、ゲームはしていますよね。
それは、ゲームがお子さんにとって、唯一の逃げ場であり、居場所だったからです。
ゲームは、お子さんのストレスを軽減させてくれるところなのですね。
それは、ある意味よいのですが、ゲームでストレスを発散してばかりいると、学校へ行くことが難しくなっていきます。
なぜなら、学校に行くことは、ある程度のストレスを感じることだからです。
ストレスに耐える力(ストレス耐性)を高めるためにも、お子さんが好きなことを行っていき、お子さんに自信を取り戻してもらうのです。
お子さんが自信を取り戻すためには、まずは好きなことを行うことです。
これは得意、と思えることが自信になります。
ゲーム以外に思いつかないという親御さんは、よくよく考えてみていください。
お子さんにはゲーム以外にも好きなことがあるはずです。
親御さん自信も、当たり前すぎで気づいていないだけかもしれません。
どうしても浮かばない時は、親御さんがやりたいことを一緒にやろうと誘ってみるものいいですね。
不登校のお子さんだけではなく、親御さんにもご自身のやりたいことを行って欲しいのです。
そして、元気な笑顔でいる親御さんを、不登校のお子さんに見せてあげてください。
これが楽しいんだよ、こういうとことが好きなんだよ、と話してあげてください。
不登校のお子さんは、視野が狭くなっています。
子どもの世界は、学校という狭い空間の中だけなので、学校にいずらくなると自分の居場所がないと感じてしまいます。
実は、学校以外にもこんなに世界が広がっているんだよ。
お父さん、お母さんはこんなことを楽しんでいるよ。こういうことをしたいと思っているよ。と話してください。
不登校のお子さんは、学校に行く意味が分からなくなっています。
大人になってもいいことないと思っています。
ずっと、親御さんが元気で面倒を見てくれると思っています。
親御さんも、今は、ずっと面倒を見ることができると思っているかもしれませね。
ですが、この先何十年もお子さんの面倒をみるとは考えていませんよね。
お子さんが自立して、自分のやりたいこをやりながら幸せに生きていることが、親御さんの願いですよね。
お子さんが自立して、幸せに生きていくには、高学歴でなくてはいけない、ということはありません。
多くの経験があることは、生きていくうえで役にたちます。
家にいるよりは、学校に行くことの方が多くの経験をお子さんは得ることができるのです。
まずは、お子さんのやりたいこと、好きなことを見つけていきましょう。
お子さんの自信を取りも出していきましょう。
そして、お子さんが不登校になったことで、親御さんはご自身を責めていませんか?
責めて自信を失っていませんか?
親御さん自信も、ご自身に自信を取り戻してください。
仕事、育児、家事、ずっと頑張っている自分を、思いっきり褒めてくださいね。
親御さんが元気でいることが、不登校のお子さんに安心をもたらすことになります。
今日も、親御さん自身の時間を取って、リフレッシュしてくださいね。