こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
不登校、もしくは不登校傾向の子どもと日々向き合っている子育て中のあなたは、
いかがお過ごしですか?
2024年もはじまりましたが、1月ももう半ば。
冬休みも終わり、学校がはじまっているところがほとんどだと思います。
私が住んでいる青森市では今年は雪が少なめで、
私は楽でいいなと思っています。
学期のはじめ、学年のはじめ、学校に行きしぶっているお子さんは、学校になかなか足が向かないということもあると思います。
冬休みなど長期休み明けは、
本当は学校に行きたくないと思っているお子さんは、
気がかりなことに囚われてしまって、なかなか学校に行けないこともありますね。
お子さんの気持ちに寄り添って、良い方向に向かっていけるように応援してきましょう。
さて、今回は、「不登校を大きな視点で見ると何も問題がない」というお話です。
不登校が問題じゃないとはどういうことだろう?
大きな視点とは何だろう?
大きな視点があるということは小さな視点もあるの?
と子育て中のあなたは思いましたか?
それでは、あなたは不登校や不登校傾向の子どものどこが問題だと感じますか?
- 学校に行けないこと?
- 学校の勉強についていくことが大変なこと?
- 学校で友だち関係をうまくできないこと?
- 出された課題をこなすことができないこと?
- 学校の先生を怖く感じていること?
- 学校に先生に不満があること?
- 昼夜逆転していること?
- 学校に居場所がないと感じていること?
- 家族の中に問題をかかえていること?
これらのことが問題なのであれば、改善するために取り組んで行くことは、不登校解決にとってとても大切なことです。
ただ、目の前の問題ばかりに目を向けて解決していくことも大切なのですが、
これは小さな視点でのとらえ方になります。
もっと大きな視点で子どもを見てくと、不登校は問題ではなくなります。
なぜなら、お子さんはちゃんと生きて存在してくれているからです。
子どもの存在だけでOKということです。
子どもが生まれるときというのは、
『ただ無事に生まれてきてくれればいい』
と思っていませんでしたか。
子どもに勉強ができて欲しいとか、友だちと仲よくしてほしい、とか、
条件なんて付けずに、
ただ、ありのままのわが子のことを大切に愛しく思っていたのではないでしょうか。
たとえ今、わが子が不登校という状態だったとしても、
子どもの人生のほんの一瞬の出来事です。
そして、不登校を経験したこと、不登校について考えたこと、不登校を乗り越えたことが、
子どもにとってはもちろん。親御さんにとっても目には見えないかもしれないけれども、
貴重な経験・貴重な財産になりうるのです。
今日は、大きな視点で見ることも小さな視点で見ることも両方大切なことについてお話ししました。
この考え方は、不登校だけではなく、あらゆることについて大切なことになります。
あなたの幸せな子育てを応援しています。