心理カウンセラーのブログ

不登校 親御さんの気持ちを原点に戻そう

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あけましておめでとうございます。
不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

2024年甲辰(きのえたつ)の年が明けました。
今年はどんな年になるのか、調べた方もいらっしゃると思います。
私も調べてみました。
多くの情報があるなかで、私の感覚でまとめると

甲:ものごとの始まり を表す
辰:万物が成長し動きが盛んになる。大きな成長 を表す
甲辰:芽吹きから草木が勢いよく成長していく年

不登校の親御さんは、今年こそは不登校のお子さんを学校に行かせようと意気込んでいませんか。

多くのことを学ぶ子どもの1年は大人の1年とは違います。
ですので、1日でも早く学校に行ってほしいと思う、親御さんの気持ちは痛いほど分かります。

1日でも早く、お子さんが学校に行く!と思えるようにするにはどうしたらいいのか。
それは、親御さんの学校に行って欲しい!という強い気持ちを緩めることです。

それよりも、強く思って欲しい事、思い出して欲しい事があります。

それは、原点の戻ることです。

お母さんのお腹にお子さんが宿ったことを知ったとき
お母さんのお腹が大きくなっていくのを見ていたとき
お母さんのお腹を蹴ってきたとき
不登校のお子さんが誕生して初めて会ったときの瞬間

親御さんはどんな気持ちでいたでしょうか

元気でいてくれればいい
そばにいてくれればいい
生れてきてくれてありがとう

という気持ちだったのではないでしょうか

成績優秀、スポーツ万能、ご近所からの評判もよく、クラスだけでなく学校中の人気者になって欲しい。とは思っていないですよね。

学校に行ってほしい。
不登校の親御さんがお子さんにそう思うのは当たり前です。

急がば回れ。親御さんの気持ちを原点に戻してください。

お子さんにはただただ、生れてきてくれてありがとう、という愛情を何度も何度も伝えてください。

伝えてもうちの子は全然変わらないと思わないでくださいね。
親御さんが気持ちを100伝えても、不登校のお子さんには10しか伝わっていないものです。

この100伝えても10しか伝わらないは、どんな人間関係でも同じです。

(注意:悪意のある気持ちは10倍で伝わります。お子さんの前ではもちろん、普段から使わないようにしましょう。)

お子さんの気持ちを受け止めた、分かったと思っていても、お子さんからみれば、うちの親は分かってくれない、と思っている可能性が高いということです。

お子さんが、何度も同じことを言っているとしたら、親御さんにもっと理解してほしい、分かってほしいという気持ちの表れなのです。

不登校のお子さんが、気持ちを分かって欲しいと表現してくれているのはとてもいいことです。
親御さんに助けを求めているということです。
信頼していない人に助けを求めることはしませんよね。

不登校のお子さんの気持ちに寄り添ってください。
お子さんのことをこんなに愛しているんだよ、ということを思いっきり伝えてください。

十干の甲の年です。1番、始まりの年です。親御さんのお子さんへの気持ちを原点に戻しましょう。
そうすることが
十二支の辰の年である、竜が天高く昇るように成長していくことにつながります。

1人で悩まないでください。
誰にも支えてもらえないと苦しい時は、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてくださいね。

今年も不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーのブログが、少しでもお役に立つことを願って書いていきます。
今年もよろしくお願いします。

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