こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
子どもが学校に行きたくないと言った時、あなたはどんな対応をしますか?
なんとか頑張って学校に行かそうとする、あるいは何があったのか聞いてあげる、とりあえず休ませて様子を見るなど、対応は親によってさまざまでしょう。
どんな対応をするにしろ大切なのは、子どもの気持を理解しようとすること、そのためには子どもの話をしっかり聞いてあげることです。
子どもの気持に共感しながら、肯定的に子どもの言葉に耳を傾けるだけで、子どもは安心することができます。
子どもの話を聞く時には、「なぜ学校に行けないのか」「学校で何があったのか」という原因を探るために話を「聞き出す」のではなく、子どもが話したいことを話させてあげるという姿勢が大事です。
不登校になった原因を見つけて問題を解決しようとすると、子どもから話を「聞き出す」ような聞き方になります。
不登校の原因を知るため、子どもの気持を知るために話を聞くこと自体は必要なことですが、問い詰めるような聞き方になっては、子どもは心を閉ざしてしまうことすらあります。
不登校が良くない事、不登校を早く解決しなければいけない、という気持ちがあると、子どもから話を「聞き出す」ような聞き方になりがちです。
先入観を持たずにただ「聴いてあげる」という意識で共感しながら話を聞くことで、子どもは心の内を言葉にすることができます。