こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、”子どもの話をちゃんと聴くことが大切”と耳にすることがあると思いますけど、
子どもの話をちゃんと聴くことができていると思いますか?
「大切とはわかっているけど、なかなか聴けてない」ことってないでしょうか?
実際にやってしまった私の子どもとのやり取りです。
子どもがニュース番組を見ていて、
「こんな社会が悪いんだ!」
と言っていました。私はつい、子どもの意見を覆すように
「文句言ったって何も変わらないよ。まずは、その社会を変えるような立場になればいいんだよ」
と言ってしまいました。
私はこのあとに、「はっ」としました。
まずは子どもの意見をジャッジせずに、受け止めることをしなかったな。
まずは、「そうだよね~」と、意見を言ったことそのこと自体を受け止めて認めてあげたらいいんだよね、と。
反省、反省、、、
このようなやりとり、子育て中のあなたはついしてはいないでしょうか?
人間はみんな『人から認められたい』という思いを持っています。
特に子どもは親から無条件で認められ愛されることが必要です。
親が子どもの意見をジャッジしてしまうと、それでも反論できる子どもだったらいいのですが、子どもによっては「否定されたくない」とか「親に何を言っても無駄なんだ」と思ってしまって、
親に話すことをあきらめてしまったり、「親はどうせ私のことなんて認めてくれないんだ」と思ってしまうことも考えられます。
不登校であったり学校に行きしぶっているお子さんは、親子関係がうまくいっていないために不登校になることもあります。とくに小学生の不登校はその可能性が大きいです。
親子のちょっとした会話でも、お子さんの話をジャッジしないで聴くということを、意識してみましょう。
子どもは親から無条件で認められること、愛されることを必要としています。
無条件に認められること、愛されること、というのは、子どもの存在そのものを認めて愛することです。
親に存在自体を認められ愛されて育てば、子ども自身があるがままの自分のことを認めていくことができるようになっていきます。それが生きる力につながっていくのです。