心理カウンセラーのブログ

不登校 雨の日は要注意

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

全国的に梅雨に入りましたね。

不登校のお子さんの親御さんの体調はどうですか。
不登校のお子さんは不安定になっていませんか。

息子が小学生で別室登校をしていた時のことです。

朝から雨が降っていました。
息子を学校に送ったとき、校長先生に会いました。

雨だからなのかなかなか起きなくて、ギリギリの登校になってしまいました。と話すと

雨の日や曇りの日は、晴れの日よりも遅刻する子、欠席する子が多いんですよ。と教えてくださいました。

雨の日は、大人でもなんとなく嫌だな~という気持ちになりますよね。
子どもであれば、なおさらです。

それでも、当たり前に学校に行くお子さんもいれば、雨の日はどうしても学校に行けないというお子さんもいます。

どうしても行けないのはなぜでしょう。

雨の日に遅刻する、学校を休むとき、お子さんは体調不良を訴えていませんか

・頭が痛い
・身体がだるい
・頭がフラフラする(めまい)
・気持ち悪い

このような症状があるときは、気象病の可能性があります。

気象病とは、気温や気圧などの気候の変化によって起こる、色々な症状のことを言います。

気象病の中でも、雨の日のように低気圧の時に引き落とされる症状を低気圧不調と言います。

低気圧不調とは、気圧の変化により体内の水分のバランスが乱れることで起こる不調と言われています。

体内の水分バランスが乱れることで、自律神経にも乱れが起こり、体調が悪くなることにもつながっています。

地球温暖化が問題となっている昨今、天気の急な変化が日常茶飯事になっています。

気象病のお子さんは、天気の急激な変化により、さっきまで元気だったのに、激しい頭痛に襲われることになります。
ですが、頭痛が治まると、あの苦しそうなのはなんだったのだろうと、周囲が思うくらいに元気になります。

気象病は、本人にしか痛みや、辛さがわかりません。
周囲の人に理解をしてもらうことが難しいのです。

ですので、仮病を使っている、と思われやすいのです。

お子さん本人は、仮病ではないことをもちろん分かっています。
なのに、友達、先生、親御さんから仮病なのではないか、と疑われていると感じていたなら、お子さんにとってはとても辛くて悲しいことになります。

そうなると、学校に行きたくない、という気持ちになってきますよね。

気象病は、当たり前に学校に行っているお子さんを、不登校にしてしまう可能性があるのです。

不登校のお子さんでも、
不登校の6段階の中の5段階目、登校刺激期(リハビリ期)や6段階目、経過観察期(再発防止期)
にまで来ているお子さんを、また、学校に行けなくしてしまう危険性があります。

親御さんは、不登校のお子さんの雨の日の体調はどうなのか、観察をしてみてください。

もし、雨の日に体調が悪そうだと感じたのなら、病院を受診してみましょう。

お子さんが不登校になったのは、精神的なものだと思っていたが、気象病が原因だったということもあるからです。

気象病が原因だった場合、治療することで原因が取り除かれれば、お子さんは不快を感じることもないので、精神的にも元気になります。

元気になれば、学校に行こうという気持ちになりやすいですよね。

気象病を予防するには、普段から自律神経を整えておくことが大切です。

・生活リズムを整える
・睡眠時間を確保して、良質な睡眠をとる
・バランスの取れた食事
・適度な運動
・天気と体調をメモする

不登校のお子さんが眠る直前までスマホを触っていると、良質な睡眠を取ることができません。
ゲームやスマホのルールを、お子さんと話し合いながら作っていきましょう。

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