こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、お子さんに対応するときに、どう対応するのが正解なんだろう?と悩んでしまうことはありませんか?
子どもが問題を起こしたときに、どう対処したらいいんだろう?と思うことありますよね。
叱ったらいいんだろうか?
口出しせずに見守ったらいいんだろうか?
放っておいてもいいのだろうか?
・
・
・
そんなときはペアレントトレーニングを学ぶといいですよ。
ペアレントトレーニングとは、子どものさまざまな問題の『行動』に焦点を当てて、具体的にどのような対応をとったらいいのかを学習していく親御さんに向けてのトレーニングです。このペアレントトレーニングは、人間関係をより円滑にするテクニックなので社会人の方にも有効です。
ただ、気をつけたいのが、テクニックを使う目的です。子どもによくなってほしいという気持ちで取り組むことが大切です。子どもを親の都合のいいようにコントロールするために使うのはよくありません。
たとえば、ほめるとき。子どもをほめるのは子どものためでしょうか?それとも親自身のためなのでしょうか?
自分のために相手を動かそうとしていないかを確認することが大切です。子どもは子どもの人格があるので、それを尊重することが大切です。
ペアレントトレーニングでは、子どもを一定期間観察し、その行動を「してほしい行動(続けさせたい行動)」「「してほしくない行動(減らしたい行動)」「やめさせたい行動(許しがたい行動)」の3つに分けます。
こうして記録された行動の中から「してほしい行動」に着目すると、ふだんは「できない子・困った子」と否定的にとらえていた子どもを、「これはできている、子どもなりにがんばっている」と肯定的にとらえることができるようになっていきます。
「してほしい行動」には、ほめる、認める、興味や関心を示して肯定的な言葉がけをしてください。
「してほしくない行動」には、意図的に無視をします。ただし子どもそのものを無視するのではなく、子どものしてほしくない行動だけを無視してください。
「やめさせたい行動」には、警告やペナルティを与えます。
子どもに簡単な指示を出し、それができたときは「すぐにほめる」練習をすることもあります。単に「すごいね」「えらいね」「がんばったね」ではなく、「お皿を運べてえらいね」「靴ひもをがんばって結べたね」と具体的な行動をほめることで、子どもは何が適切な行動かを学習していくのです。
子どもは親にほめられるとうれしい気持ちになり、そのうれしい気持ちをまた感じたいので、
ほめられた行動をくり返すようになります。そして、親に認められていると感じるようにもなります。
親に認められていると感じるようになると、あまり気が向かないことを言われても、
比較的容易にいうことを聞いてくれるようになりますよ。
ただ、もう一度言いますが、このようなテクニックを使う目的に気をつけてくださいね。子どものために取り組むことが大切になります。子どもを親の都合のいいようにコントロールすることが目的になっていないか気をつけてください。子どもも大人も同じ価値のある人間なのです。