心理カウンセラーのブログ

主観を交えて子どもを見ていませんか?

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。


この間、こんな出来事がありました。

私が「○○ってことがあって~」と最近の出来事を話したところ、
友人が「あぁ~!○○ってことあるよね!○○があるとこう思うよね!!わかる~!」と同感してくれたのです。


一見よくある会話ですよね。
ただ、実は、この会話で、心の距離が遠ざかってしまうことがあるのです。



えっ!?相手の言っていることに同感するのが良い話の聴き方で、心の距離は近くなるんじゃないの?

そう思った方もいらっしゃるかもしれませんね。



今日は、そんな話の聴き方についてお伝えできればと思います。



実は、多くの方は自分の主観を交えて話を聴いています



例えば、子どもが学校のことを話したとしましょう。

子どもが、
「友だちのAちゃんに、嫉妬されることがあって…」と話し始めた時に、

「あ~そういうことがあると、友だちづきあいって面倒に思うよね!お母さんも昔同じことがあってね~でもこうすれば大丈夫よ!」
と同感しながら自分の話をすることってありませんか?


同感しているんだから、子どもに寄り添えてるでしょ?と思うかもしれませんね。


ただ、よく考えると、子どもは、「友だちに嫉妬されることがあった」という話しかこの段階ではしていないのです。

つまり、「友だちづきあいが面倒に思う」「お母さんも昔同じことがあった」「こうすれば大丈夫」というのは、親御さんの主観になるのですね。


別に主観を話すことが悪いことではないのですが、話し始めた時に、いきなり主観を返されると「話を聴いてもらえていない」と感じることが多いのです。

そうすると、同感して、相手と心の距離を縮めていたつもりが、逆に遠ざるということが起こってしまうのです。


よりわかりやすい例で言うと、あなたが、パンケーキを食べに行った話をしたとします。

「この間、パンケーキを食べてね…」
「あ~、パンケーキって値段高い割に、あんまり美味しくないし、あんなの食べると太っちゃうよね~」


こんな感じです。


相手にいきなり主観を話されると、「そこのパンケーキが美味しかったんだ~」とか、「今度一緒に食べに行こう~」など、あなた自身の感想を言いづらくなってしまいますよね。

ですので、良い話の聴き方としては、主観をなるべく交えずに話を聴くということなのです。


先ほどの子ども話の例で言うと、

「友だちのAちゃんに、嫉妬されることがあって…」
「友だちのAちゃんに嫉妬されることがあったんだね。」


と、まずは、相手の話を伝え返して、聴く姿勢を整えていくことが大切になるのです。


伝え返した後は、相手からさらに話を進めていくかもしれませんし、こちらから、「詳しく教えてくれる?」とか「どうしてそうなったの?」など、相手が続きを話しやすいような声掛けをしていきます。


こうすることで、相手は、話を聴いてもらえていると感じやすくなります。


相手が話しやすくなるような話の聴き方のことを心理学では、「アクティブリスニング」といい、本当はもっと色々な手法があります。


ただ、まずは、主観をなるべく交えずに相手の話を聴く
ここを意識してみてください。

カウンセラーも日々、こういった聴き方をおこなっています。


不登校のお子さんにも、アクティブリスニングをすることで、少しずつ心を開き、距離が近くなっていきますよ。


ということで、今日は、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

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