こんにちは、不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。
不登校の子どもを持つ親のあなたは、
どうしてわが子が不登校になったのだろう、
なんで学校に行けないんだろう、と思うことはありませんか?
不登校の原因の一つとして、 愛着形成不全があります。
特に、小学校のわが子 の不登校の原因となるものの1つですね。
愛着形成とは、精神科医のジョン・ボウルビィが1969年に
著書「愛着行動」の中で書かれた考え方で、端的にいうと
「子どもが不安な時に、
親や身近にいる信頼できる人にくっつき安心しようとする行動」のことです。
この愛着形成が何かしらの理由によって
上手くいかない親子間の状態のことを愛着形成不全といいます。
私たち親がいくらわが子に愛情を持っていても、
わが子が愛されていないと感じていれば、愛着形成不全になります。
不登校を持つわが子は、何かしらの劣等感を抱いてます。
そして、 何かしら親の愛情を試している時があります。
不登校の子どもを持つ親のあなたが
わが子に対して学校でこうなってほしい、
友達と仲良くしてほしい、成績はこのくらいは取ってほしいと思って、
わが子に対して愛情を持って接していても、
わが子がこれができないから、親から愛されていない、
これができない僕は私は ダメだと感じていたら、
それだけで学校に行くのが辛くなっていきます。
不登校を持つ親のあなたは、
わが子に対して結果が出ないからダメだとは思っていなくても、
不登校のわが子は親の期待に応えられない自分はダメだと
思うと心が辛くなっていきます。
そうすると、だんだん学校に行けなくなってくるんですね。
学校に行けない=愛情不足ではないんですけど、
愛着形成不全は親の愛情を持って接していても、
わが子の捉え方によっては愛着形成不全になるし、
また、親が愛情を上手く示せない時でも、 愛着形成不全になります。
なので、不登校のわが子に対しての接し方は寄り添うことです。
不登校のわが子が学校にいけない自分はダメだと心のどこかで思っています。
なので「なぜ学校に行かないの?」と話すのではなく
「学校に行けなくて今はきついね」
「学校に行けなくても、あなたは大切な存在なんだよ」と
不登校のわが子の存在を肯定した話し方をすることですね。
不登校のわが子はどこかで親のあなたの愛情を確認しようとしています。
不登校のわが子は自分は愛されているのか、
必要とされているのかと心のどこかで思っています。
なので、不登校のわが子の存在自体は肯定した話し方をして、
不登校のわが子に愛情を感じてもらうことが大切です。
そして、不登校のわが子に寄り添いながら、
学校に行けるように、体調や生活リズムを整えていくことですね。
まずは、不登校のわが子に寄り添いながら、
一緒に不登校を解決していくことを伝えていくとわが子も安心していきます。
試してくださいね。