こんにちは、不登校カウンセリングセンターの神谷今日子です。
私たちは、生きていると、日々たくさんのものに触れますよね。
様々な人、様々な食べ物、様々な服、様々な色、様々なスポーツ…
こういったものに触れていく中で、私たちは、好みのもの・好みでないものに出くわすと思います。
不登校の子どももそうですよね。
また、不登校になったら、好き嫌いが強くなった!と感じる親御さんも多いかもしれません。
今日は、こんな、好き嫌いについてお伝えできればと思います。
好き嫌いがあること、許していますか?
あなたは、不登校の子どもの好き嫌いを許していますか?
子どもに好き嫌いがあった時、どのような指導をすることが多いでしょうか?
例えば、子どもに食べ物の好き嫌いがあった時、「好き嫌いせず何でも食べるべきだ!」という指導をする親御さんや先生は多いですよね。
子どもが嫌いな友だちがいる…と言った時、「どんな人とも仲良くするべきだ!」といった指導をする親御さんや先生は多いですよね。
確かに、好き嫌いせずに何でも食べることも大切ですし、色々な人と人間関係を築いていくことも大切ですよね。
大人になった時に、その経験は大いに役に立つと思います。
ただ、その好き嫌いという気持ち自体を否定すると、子どもは、本当の自分の気持ちがわからなくなっていきます。
常にすべてを受け入れなくてはいけない…
常にすべてができなければいけない…
好き嫌いという感情があるのはダメなんじゃないか…
こうなると、自分の心と頭がちぐはぐになっていき、心身の調子を崩しやすくなるのです。
好き嫌いはあってもいい。
その気持ちを押し殺さなくて良い。
こんな風に変換していきましょう。
ただ、どうしても嫌いなものと関わる場面というのはありますよね。
こんな時は、嫌いという気持ちは否定せず、嫌いなものとの付き合い方を教えていくことが大切です。
好きなことをするために、ちょっとこの嫌いなことをするのも必要かもしれない💡
この嫌いなことをしなくても生きていけるようにこうやって工夫しよう💡
といったようにですね。
ぜひ、「好き嫌いがあってはいけない」から、「好き嫌いの気持ちはあっていい。じゃあどうしていきたいか?どうしていこうか?を考える」といった方に変換していってみてください。
また、不登校の子どもの好き嫌いを否定したくなったときは、親御さんであるあなた自身も、好き嫌いがある自分を否定しているかもしれません。
そこも見直してみてくださいね。
ということで、今日は、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りいました。