こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、わが子に愛していることを伝えているでしょうか?
”親なんだから子どもを愛しているのは当たり前じゃないか”
と思うでしょうか。
”「愛している」なんて言葉で伝えるのは照れくさいなぁ”
と思うでしょうか。
親が愛だと思って子どもにしていること、
実は子どもは正反対の意味に受け取っているということもあります。
子どもは親のことが好きなはず。
親の愛は伝わっているのは当然だよね。
ある程度の年齢になったら親に反抗してくるのが当たり前だ。
本当にそうでしょうか?
実は思ったようには伝わっていない、ということはよくあることです。
それは、親も子も、それぞれ違う観念(主観的なものごとのとらえ方・価値観)を持っているからなのです。
でも、観念を持っている本人は、そのとらえ方が当たり前と思っていることなので、意識しないと気づくことができません。なので、観念について理解していくことは、親も子もとても大切なことなのです。
でも、どうしても親は子どもにネガティブなことを言わなくてはいけないことがあります。そんなときにぜひ知っておいてほしいことがあります。
ネガティブなことを子どもに伝えるときに気をつけること
たとえば、子どもが悪いことをしたので、親としてきちんとよいこと悪いことを教えないといけないから子どもを叱るときのことを考えてみましょう。
1.人格と行動を分ける
「そんなことしちゃダメでしょう!!」
と頭ごなしに子どもに怒ってしまうと、子どもによっては「私がダメなんだ・・・」と思ってしまうのです。自分がした行為ではなくて、自分の人格を否定されたように感じてしまうのです。
なので、必ず行為と人格を分けて伝えるようにします。
たとえば、
「○○ちゃん」と呼んで、顔を見て話をします。
「あなたは優しくって、いつもペットのお世話をしてくれるところとか、いいところがたくさんあるね。
でも、今回やったこの行動についてはよくないよね」
という感じで、人格をほめて、行動を分けて注意するというようにしていくことが大切です。
2.プラスの言葉で終わらせる
「あなたはダメだよ」とネガティブな言葉で終わらせないことです。
1.で「ダメだよ」と伝えた後に、「でも、あなたはこんないいところがあるよね」と、必ずポジティブな言葉で終わらせることが大切です。
怒られた子どもは、親に怒られたことで、『自分は悪い子なんだ』と信じてしまったり、『よい子でないと親に認めてもらえないんだ』と思って、親に認めてもらうためによい子になろうとしてしまう、といったことが起こってきます。
このようなことになってしまわないために、
普段から『親は子どものことを無条件で愛していること』を伝えましょう。
『親はどんなことがあっても、子どものことを嫌いになることはない』ということを伝えてください。
ネガティブな言葉が口癖になっていることはありませんか?
口癖はあなたの人格をも作っているのです。
言っている言葉を変えていけば、それにつられてあなたの内面も変わってきます。
すぐには変わりませんが、少しずつ、少しずつ必ず変わっていきますよ。