心理カウンセラーのブログ

不登校 やりたくないことでもやる力をつけるために

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、子どもが学校に行くことで、自然に”ある力”がつくことをご存じですか?

子どもは学校にいくことで、
子どもは『ストレスに耐える力』が強くなっていくと言えます。

ストレスに耐える力とは、やりたくないことでもやる力とも言えます。

学校に行くと、どうしてもやりたくないことって出てきますよね。

勉強が好きな子どもも得意な子どももいますが、勉強が嫌いな子どもも苦手な子どももいます。
国語が好きな子どもも得意な子もいれば、国語が嫌いな子どもも苦手な子どももいます。
体育の授業が好きな子どもも得意なこどももいれば、体育の授業が嫌いな子ども苦手な子どももいます。
数学の授業が得意でも、数字は得意だけど図形は苦手ということもありますね。

勉強も授業も様々な種類のことをやりますので、
好きなこと得意なことばかりをやるわけにはいかずに、嫌いなことや苦手なことをやらないといけないということが起こります。

友だちとの関係づくりが上手な子どももいれば、苦手な子どももいます。
グループで作業が得意な子もいれば苦手な子どももいます。
A先生は好きだけどB先生は苦手ということもあるでしょう。

学校というところは、大人も子どもも様々な人がいて日々様々なことが起こります。
教室にいる先生やクラスメイトは、気が合う人ばかりではないことが一般的です。

例えばちょっと友だちから無視されてしまった、仲間外れにされた、
ということも、親であるあなたも経験があるのではないでしょうか。

そういったイヤなことが起こったときにイヤなことに耐える力だったり乗り超える力というものをつけていくことができるのが学校という場所でもあるのです。

不登校や学校に行きしぶりの子どもは学校という場所で受けるストレスに弱くなっていることがほとんでです。

ですから、不登校を解決していくために、ストレス耐性を上げていくことをしていく必要があります。

もちろん学校だけではなく、家庭でもストレスに耐える力をつけていくことは可能です。

例えば、親子で約束を決めたら、その約束をきちんと守らせるということもストレス耐性を上げるためには大切なことになります。

逆に、約束を決めたのに、「今回だけちょっとだけいいでしょ」と子どもに言われたときに、
親が譲歩してしまって決めた約束を守らないことを許してしまうとストレス耐性は下がっていきます。

不登校の期間が長くなって不登校の6段階の安定期に入っている子どもはかなりわがままになってきます。ストレス耐性が下がっていて、ちょっとしたストレスに耐えられなくなっていいるので、前に学校に行っていた時はできていたことができなくなっているということが起こっています。

ここで大切なのが、自由には必ず責任がともなうということです。
逆に自由がないということは責任もないのです。

やりたくないことでもやるべきことであればきちんとやることは、
将来社会に出ていくことを考えたときにとても大切な力だということは理解していただけると思います。

社会に出ていくときに必要な力をつけていくために、
ある程度必要なストレスに耐える力をつけていくことが大切なこと、
家でできることや学校に行くことでもストレス耐性というものが身につくということを覚えていただければ幸いです。

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