こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中の親であるあなたは、
わが子が不登校であったり、学校に行きしぶっていたりという中で、
学校に行っていない子どもを見て、
先が見えない不安な気持ちが続いたり、なんとかしたいと気持ちが焦ったり、
イライラした気持ちになってしまっていませんか?
学校に行っていない子どもをなんとか元気にしたいと思った時に、
・子どものよいところをほめたい
・子どもに否定的な言葉をかけたくない
・子どもを怒りたくない
という気持ちを持っているかもしれませんね。
また、
親であれば、子どもがわるいことをしていたら、「ダメだよ」と怒るのが親の役目だ
と思っている親御さんもいらっしゃることでしょう。
どんな親御さんでも、どのようなお子さんであっても、親から子に「これはダメだよ」とネガティブな言葉をかけなければいけないときもあるでしょう。
そんなときに気をつけたいことが2つあります。
ネガティブな言葉を言うときに気をつけること
①人格と行動を分ける
②最後はポジティブな言葉で終わらせる
ということです。
①人格と行動を分ける
たとえば、子どもに「あなたダメでしょ!」と言ったとすると、
こどもにもよりますが、子どもによっては、『ぼくがダメなんだ』と思ってしまうのです。
つまり、自分がやったこと〈行為〉ではなくて、『ぼく自身がダメなんだ』と人格を否定されたように感じてしまうということです。
ですから、必ず行為と人格は分けましょう。
たとえば、このようにします。
「○○ちゃん」と名前を視線を合わせて話します。
「あなたはやさしくて、いつも買い物の荷物をがんばって運んでくれるというところがいいところだよね。でも、今回やったこの行動はよくないよね」
といった具合に、人格をほめて、行動を分けて注意するということが大切になります。
②最後はポジティブな言葉で終わらせる
『最後はポジティブな言葉で終わらせる』とは、「あなたはダメだよ」で終わらせないで、
①で行動がダメなことを伝えた後に、「でも、あなたのこんなところがいいところだよね」と必ずポジティブな言葉で終わらせるようにすることが大切です。
なぜなら、人間の脳は主語を判断できないからです。たとえば、ファミレスに行ったときに、罵りあっている客がいてその声が聞えてきたとします。
「ムカつくわ!」
などと言っていることが聞えてくると、イヤな気持ちになりますよね。自分のことじゃないのに、聞こえてくる言葉に心が反応してイヤな気持ちになってしまいますよね。
これは、脳が言葉に反応しているのであって、主語は関係ないのです。
なので、子どもに「ダメ」と注意する場面があったら、親であるあなたが言ったその言葉は、自分にもはね返ってきているのですね。なので、できるだけポジティブな言葉を使っていくことが大切になります。
親であったり、部下を育成する立場の上司であっても同じです。
ネガティブな言葉を使わざるを得ない場面がどうしてもあるので、そういうときは、
ネガティブな言葉を言うときに気をつけること
①人格と行動を分ける
②最後はポジティブな言葉で終わらせる
この2点に注意してお話ししてあげてくださいね。
あなたの幸せな子育てを応援しています。
今回は黒瀧素子がお送りいたしました。