こんにちは、
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
子どもを褒めるとき、他人との比較、何かの基準と比較をしてほめると、かえって子どもの自己肯定感を下げる結果となることがあります。
「まだできていない子が多いのにできるようになるなんてすごいね」「まだ2年生なのに5年生の問題ができるなんてすごいね」「平均点より10点も上なんてすごいね」など、何かと比較して褒めていると、子どもは、他人より優れていることがいいことだという価値観を持つようになります。
誰でも、他人と比較すれば、優れていることもあれば、劣っていることもあります。
他人と比較して褒められることで自信をつけた子どもは、劣等感を持ちやすくなり、他人より自分ができない場面になると、自己肯定感が低くなります。
不登校の子どもは、自己肯定感が低く、劣等感を持ちやすい場合が多いので、他人との比較をされることを苦痛に感じます。
他人と比較するのではなく、子どもが本当に好きなこと、得意なことを自由にやらせてあげて、昨日よりも成長した姿にたいして称賛するようなほめ方をすることで、他人よりも優れていなくても自信を持てるようになり、そのことが不登校の解決にもつながります。