
うんうん、って聞いてくれればそれでいいのに。。。
こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんと話はできていますか?
親御さんは、ご自分のお子さんが学校に行けなくなる日がくるとは、夢にも思っていませんでしたよね。
それは、お子さん自身も同じなのです。
まさか、自分が学校に行きたくないと思うときがあるなんて、と驚いているはずです。
もし、親御さんとお子さんの気持ちの違いがあるとすれば、親御さんにとっては、突然の出来事であることが多いことです。
お子さんにとっては、突然というよりも、とうとう我慢の限界がきた、という感じです。
不登校のお子さんの中には、自分でも驚くほどに突然、学校に行けない、身体が動かないというお子さんもいます。
小さな小さな積み重ねから、苦しくなる時間、苦しくなる曜日、苦しくなる日が増えていき、行けない。となっていく場合もあります。
もう我慢の限界、となるきっかけは、お子さんによって違います。
・廊下で友達にぶつかった
・教室がうるさい
・先生に注意された
・席替えがあった
・消しゴムを落とした
などなど、
親御さんや先生が「そんなことで」と思うことがきっかになっていることがあります。
親御さん自身も、周りからみたら、そんなことと思うようなことで、激しく怒りが湧いたり、涙が止まらなくなった経験があるのではないでしょうか?
親御さんが、そんなことで、怒りが湧いたり、涙が流れだした時は、精神的に参っているときでしたよね。
精神的に元気なときは、そんなことは、さらっと流していましたよね。気にも留めていませんでしたよね。
気持ちが落ち込んでいるときは、「そんなこと」が、きっかけになってしまうのです。
親御さんが、そんなことで怒ったり、泣いたとき、周りの人にはどのような対応をしてほしかったですか?
不登校のお子さんの気持ちを、100%理解することはできません。
ですが、少しでも理解してあげることはできますし、そばにいてあげることはできます。
まずは、お子さんの気持ちを吐き出させてあげてください。
遮ることなく、アドバイスすることなく、ただただ、話を聞くのです。
不登校のお子さんは、自分でもどうしたらいいのか分からない状態でいます。
これからどうしていこうか、という話をしていく前に、今、心の中にくすぶっている気持ちを聞いていきましょう。
うんうん。と聞いて親御さんが聞くことで、親御さんは話を聞いてくれる。理解してくれる。と不登校のお子さんが安心できます。
気持ちが落ち込んでいる時は、自分に自信がなくなっていたり、不安になっていたりします。
自分はここにいていい。
自分をわかってくれる人がいる。
という安心感は、とても大切です。
話を聞いていきましょう。
もしかしたら、お子さんが、気持ちを吐き出しているときに、
だから、お父さん、お母さんなんて大っ嫌い!どこかにいっちゃ!放っておいて!
という言葉を吐き出したとしても、親御さんは動じないでくださいね。
お子さんが本気だと、受け取らないで下さいね。
親御さんが予想もしていない言葉が出てくるかもしれない、ということは覚悟しておきましょう。
親御さんが子どもの頃、お父さん、お母さんのことを、大っ嫌いと思ったことはありますよね。
だれもが通る道と思ってください。
不登校のお子さんは、親御さんに向かって大っ嫌いと言ったことを、冷静になったときに、なんであんなことを言ってしまったのかと後悔します。
ですので、大っ嫌いと言われた時、お子さんの様子を見ながら、お子さんのことが大好きと伝えてくださいね。
不登校のお子さんは、自分の気持ちをただただ分かって欲しい、と思っています。
うまく表現できなくて、歯がゆく思っていることもあります。
話を聞いてもらえる、ということは、自分がいてもいいと思えることなのです。
話を遮られることは、自分はいてはいけない子なのかもと思うことにつながっていきます。
ただただ聞いてほしい、と言う気持ちを、受け取ってくださいね。
親御さんも、不登校のお子さんのことを、誰かに話したい、相談したい、思いを聞いて欲しい、という気持ちがありますよね。
とりあえず、最後まで聞いて、と前置きをして、話をしてみてください。
言いたいことを遮られることなく、聞いてもらえますよ。
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