心理カウンセラーのブログ

毒と薬は表裏一体

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの阿部 由香里(アベユカリ)です。

お彼岸が近づいてきました。

稲穂が実り、刈り入れの時期になると、田んぼの周りにこの花を見かけるようになります。

彼岸花=曼珠沙華、リコリス

この真っ赤な花(まれに白や黄色もある)を見ると、秋が来たのだと感じます。

美しく、ちょっと毒々しい色で群生しています。

実際にこの花は、毒を持つことで有名ですね。

私は小さい頃から「この花は毒があって、手がかぶれるから触ってはいけないよ」と母から注意されていました。

今まで一度も触ったことがなかったので、今朝の散歩の時に、思い切って触ってみました。

ドキドキしながら茎と、花びらや花粉を触ってみましたが、、

帰って手を洗うまでの10分ほどでは、特に変化は感じませんでした。(注意:おすすめはしません)

調べてみると、彼岸花はリコリン、ガランタミンなど約20種類の毒を持ちます。毒は切り口からの液や、球根に特に多いそうです。

切り口の液を触ると手がかぶれたり、精製せずに球根を食べてしまうと、腹痛、下痢、ひどければ呼吸困難を起こす危険がある。

その反面、精製されたヒガンバナ球根は、漢方薬の材料として使われ、消炎作用、利尿作用に役立つ。

根をすりつぶした物を貼り薬にすると、むくみやあかぎれ、関節痛を改善する効果が期待される。

最近では、ガランタミンという成分が記憶機能を回復させるとして、アルツハイマー型認知症の薬に利用されるようになった、とのことです。(福岡市保健環境研究所による参考文献より)

田んぼの周りによく見かけるのは、その毒性が地中のモグラやネズミから作物を守ってくれる、と信じられていることも関係ありそうです。

毒と薬は表裏一体。使い方しだいで毒にもなり、薬にもなるという、興味深いお花でした。

私はそれを知ることで、今までの彼岸花への観念(=個人的な価値観)が変わりました。

あの細い茎の下にある球根のことなんて、ほとんどの人は想像したことすらないのではないでしょうか。

人の意識には、顕在意識と潜在意識があります。

本人が気づいている顕在意識は、全体のほんの1割程度。気づいていない潜在意識は9割も占めていると言われます。

目に見えていない根っこの部分には、多くの情報が隠れているのです。

それは、不登校カウンセリングでも同じことです。

一方向からだけでなく、多面的に角度を変えて見る。目に見えていないところにも注意をして、想像力をもって見ることが大切です。

表面的な言葉として出ているものだけで対処するのではなく、お子さんの心理状態を知り、根本的な対応をしていきます。

対処法は、その段階を間違えると、薬のつもりが毒になってしまいます。

間違えて毒にならないために、お子さんが不登校のどの段階にあるのかを見きわめることが大切なのです。

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