こんにちは!
不登校支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
不登校のわが子が、
学校に行きしぶっているわが子が、
承認欲求が強いな、と感じることはありませんか?
『認められなくてはいけない』と強く思いすぎていないでしょうか?
・友だちに『すごいねっ』て思わたい
・SNSでのいいねの数が気になりすぎる
・友だちと共通の話題で盛り上がることがなかなかできない自分がイヤ
・課題をこなして先生にしっかり勉強をしていると認められるくらいまでやらないといけない
・勉強も部活動も両立できてあたり前、できていないと親が認めてくれない
・受験勉強を計画的に進めていかないといけない
・この大学に入れないと親に認めてもらえない
このように、
○○できないと誰かに認めてもらえない
ということを強く思いすぎてしまうと、
認めてもらえない自分は価値がない
というように、その認められる基準に達していない自分がダメだと思ってしまい、自分の人格まで否定してしまったりしてしまうことがあります。
それは、お子さんにとってもとても辛く悲しい気持ちですよね。
認められないといけないの?
人間、生きていく中で『認められたい』という気持ちを持つことは普通のことですね。
私も持っていますし、子育て中の親であるあなたも、
・よくできた妻だと思われたい
・頼りになる夫と思われたい
・仕事で成果を出して認められたい
・子どもにいいママと思われたい
・社会的に認められる人になりたい
・ママ友にきれいにしてるねってほめられたい
などと思うことはあるのではないでしょうか。
ただ、認められたいという気持ちを強く持ちすぎると、だんだん苦しくなっていってしまいます。
それは、自分以外の人はたくさんいるからです。
『相手に認められる』ということは、相手の持っている価値観や判断基準を通して認められるということですよね。
でも、相手=自分以外の他者はたくさんいるので、相手が変わるとその価値観や判断基準は変わってきます。それに、相手がいつまでも同じ価値観や判断基準を持ち続けるとは限りません。人の考え方やとらえ方は変わっていくこともありますよね。
『認められたい』と思うことは人間誰でもあるのですが、それは子育て中の親であるあなたも、不登校や登校しぶりの状態になっているわが子も同じです。
ただ、あまりにも強く『認められたい』という気持ちを持っていると、それは無理なこと・不可能なことなので、必ず苦しくなっていくのです。
では、『認められたい』と思うときはどうしたらいいの?
ここで大切なのは、不登校のわが子、学校に行きしぶっているわが子、または親御さん自身の中に、『認められたい』と思う気持ちがあるな、と気づいたら、まずはこんな『認められたい』気持ちがあるんだな、と認めてあげてくださいね。そして、もしお子さんの中であなたの中で『認められたい』という気持ちが強すぎるな、と感じたらでも、他者に認められるよりも、まずは自分で自分のことを認められるようになることが大切なのですよ。
自分で自分のことを認められるようになるためのポイントは、『嫌われない方法はないということを知ること』つまり、自分軸で生きることです。
どんなことをしても、全員から好かれるということはありません。あなたがどんなことをしても、あなたのことが好きだという人もいれば嫌いだという人も出てきます。あなたのことを好きだと思う人と嫌いだと思う人のだいたい同じくらいの割合になるのです。
他人軸で自分より他者に合わせて生きていったとしても、自分軸で自分らしく生きていったとしても、同じくらいの人にあなたのことを好きだと言われるなら、他者に合わせて生きるより、自分らしく生きていった方がいいですよね。
本日は、承認欲求、つまり他者に『認められたい』気持ちを手放して、自分で自分のことを認めていきましょう、というお話でした。
あなたの子育てのヒントになれば幸いです。