こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
今回のブログは、学校に行けなくなっているあなたにお伝えしたい内容です。
あなたは日々、どんなことを考えていますか?
1日24時間の中で、楽しいと感じている時間、穏やかな時間、嫌だ、辛い、苦しいと感じている時間、どの時間が長いですか?
理想は、楽しい時間が長いことですよね。
例えば、片思いの状況を想像してください。
あなたの大好きな人のことが、頭から離れない。
気が付くと、大好きな人のことを考えている。
考えると、幸せな気持ちになる。
会えるかもしれないと思うと心臓がドキドキしてきている。
気が付くと好きな人のことを考えている。
24時間ずっと考えているのではないかと思うのが片思いですよね。
次に、あなたが気が付くと嫌だなという気持ちになっているときの状況を想像してみましょう。
嫌だなと思うできごとが頭から離れない。
気が付くと、嫌いな人、嫌なできごとを考えている。
そのことを考えると、苦しくなってくる、悲しくなってくる、辛くなってくる、怒りが湧くときもある。
嫌いな人に会うかもしれないと思うと心臓がドキドキしてくる。
気が付くと、嫌なこと、嫌いな人のことを考えている。
24時間ずっと考えてえいるのではないかと思うくらいに考えている。
どうですか、好きな人のことを思っている片思いと、嫌なことを考えている、思い出していることは似ていますよね。同じですよね。
片思いは、好きな人のことを考えれば考えるほど思いがつのり、どんどん相手のことを好きになっていきますね。
では、嫌なこと嫌いな人のことを考えるのはどうでしょうか。
考えれば考えるほど、嫌なことを何度も繰り返す状況になっていて、ますます嫌い、嫌だという気持ちを積み重ねていることになるのです。
嫌なこと、嫌いな人のことを考えて、わざわざあなた自身で嫌なことを何度も経験する必要はないのです。
嫌ことを考えるのに時間を使うのは、もったいないことだと思いませんか。
嫌なことを体験しているのは1回だけのはずなのに、頭の中で何度も何度も考えて、あなた自身の手で、追体験を繰り返し、記憶を強くしているのです。
人は、本能的に自分を守ろうとします。
ですので、嫌だと感じたことから身を守るために、嫌な記憶を忘れないようしようとするのですね。
不登校のあなたは、十二分に追体験をしてきています。
もう、しなくてもいいです。
同じ時間を過ごすのなら、嫌なことを考えるより好きなことを考えるほうがいいとういことは、分かりましたよね。
分かっていても、気が付くと考えているということはよくあります。
それは、私も体験しています。
気が付いたときに、あ、また考えていたな、と考えていたことを認めましょう。
考えてはいけない、忘れなくてはいけない、と思うと、どんどん考えてしまいますよね。
ダイエットするからご飯を食べない。と思ったとたんに、食べ物のことが頭から離れない。
テスト週間だから、ゲームはやらないと決めた途端に、ゲームが無性にやりたくなる。のもそうですね。
無理にやめようと思うので、苦しくなってしまうのです。
なので、考えていたことに気づいた時点で、考えてしまうんだね、辛かったね、悔しかったね、とその時に感じていた気持ちを受け止めて、もう、考えなくてもいいんだよと自分に伝えましょう。
楽しいこと、好きなことを考えようと、言葉に出してみましょう。
同じ1日24時間を過ごすのなら、不登校のあなたが楽しく感じること、夢中になれることで過ごしていきましょう。
そして、いつもで私たち不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーがあなたに寄り添うことを覚えておいてくださいね。