こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
・学校に行くのがつらい
・学校に行こうとするとお腹が痛くなってくる
・学校のことを考えると吐き気がする
・起き上がるとめまいがする
・学校に行きたいのに体がだるい
不登校またはいきしぶりのお子さんは、精神的にも肉体的にも辛い思いをしています。
そんなお子さんに、今から1440分自由な時間を上げる、と言ったら、どんな行動をすると思いますか。
1440分と言われても、どのくらいの時間がなのかピンときませんよね。
実は、24時間、1日なんです。
不登校の親御さんは、学校に行っておらず、ずっと家にいる不登校のお子さんは、今も1日24時間、好きなことをしていますよ、と思われているかもしれません。
同じ1日、24時間、1440分でも、考え方、その時の気持ちで変わってきます。
大好きなことをしている1時間は、あっという間に経って、もっとやっていたいと思います。
嫌いなことをしている1時間は、まだなのと時間をずっと気にして、とっても長く感じますよね。
不登校のお子さんは、心の片隅に、学校にいるはずの時間という思いが引っかかっている場合が多いです。
なんとなく、このままではいけないと気づいているお子さんもいます。
不登校のお子さんにとっての1日は、のどに何かがなんとなく引っかかっているような状況なのです。心から楽しめていないのですね。
でも、1440分、あなたの好きに過ごしていいよ、の一言で、なんとなんく引っかかていたものが取れてすっきりします。
好きにしていいと、親御さんからお墨付きをもらったわけです。安心ですよね。
不登校のお子さんの親御さんの子どもの頃を思い出してください。
お父さんやお母さんから、大丈夫だよ、好きにしていいよ、と言われると
嬉しい
安心する
ホッとする
という気持ちになりませんでしたか。
不登校のお子さんも、子どもの頃の親御さんと同じ気持ちになるのです。
不登校のお子さんにも、親御さんにも、同じ時間を過ごすなら心穏やかに過ごして欲しいと思います。
そして、1日24時間を1440分を分で表したのは、時間の大切さを知って欲しいと思ったからです。
1440分は86400秒です。
1年は365日。
365日は8760時間
1秒はあっと言う間に過ぎていきます。
1秒の積み重ねが、お子さんの今なのです。
そして、過去になった1秒は、過去に戻ってやり直すことはできません。
勘違いしないで欲しいのです。
私は、親御さんの気持ちを焦らせようと思っているわけではありません。
時間の大切さを知ってほしいのです。
そういう意味では、不登校のお子さんは、自分の時間を大切に使っているとも言えるのです。
なぜなら、お子さんなりの理由で学校に行く意味があるのかないのか判断をして、行かないことを選択したからです。
不登校のお子さんは、これ以上は無理だと、自分で自分の心と身体を守ったのですね。
それでは、これからどうしていけばいいでしょうか。
不登校のお子さんがどうしたいと思っているのか。
大人になったときどうなっていたいのか、話ができるといいですね。
不登校のお子さんがどうなりたいか分かると、今からの1秒をどう過ごしていけばいいのかはっきりしてきます。
不登校のお子さんは、分からん、別に、このままでいい、という返事をするかもしれません。
その時は、まだ、考えることができない時期なんだな、と思ってください。
大切な時間を過ごす家を、安心していられる場所にしてあげてくださいね。
あなたの大切な時間を使って最後まで読んでいただき、ありがとうございました。