こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
3月後半になりました。
3学期の修了式も終わり、春休みに入っている学校がほとんどなのではないでしょうか。
1年間、慣れてきた環境が終わり、4月から新しい環境になります。
別れと出会いの間にあるのが春休みです。
不登校のお子さんの親御さんは、不安を抱えていませんか?
・一番相談できていた先生が、転任になってしまうのではないか
・引継ぎはちゃんとしてくれているのか
・次の先生はどんな人なのか
私の息子はアレルギっ子だったので、小学1年生からの毎年の恒例だったことがあります。
3学期になると、先生が転任してしまったらどうしようという不安を持っていました。
ですので、まず、「先生、この学校に来て何年目?」と確認をしていました。
そこで、年数が少なければ、まだいてくれると思って安心します。
年数が経っていれば、来年、厳しいかもしれないですね。と話をしていました。
そして、引継ぎをしてくださいね、とお願いをしていました。
ただ、いくら先生のことを信頼して、引継ぎをお願いしても、親の私が直接話しているわけではありません。
伝える側と受け取る側の温度差や経験値で、親が知っていてほしいことが、ズレていることもあります。
4月になり始業式を迎えた日。
息子から何組になったのかと、担任の先生の名前を確認し、すぐに電話をしていました。
引継ぎでご存じだと思いますが、と言って、一番知っていてほしいことをまずお話しました。
必要ならば、学校に出向きますとういうこともお伝えしました。
息子が不登校になったとき、アレルギっ子として先生と連携してきた経験が、役にたったと感じています。
それは、感情的にはならないように、親の気持ちは全部伝えることです。
そして、先生に、対応できないことは、それは無理ですとはっきり言ってください。
私は、私で考え直します。
先生にも、それは無理だけど、これはできるよ、ということを教えてほしいです。
と、伝えていました。
親としては、あれも、これも、もっと対応して、と思うことがあると思います。
言わないままでいると、先生に対して、不満が膨らんでいきますよね。
不満を膨らませることは、親御さんの心に悪影響を起こします。
親御さんが、そのせいでイライラいしていると、不登校のお子さんが敏感にキャッチします。
不登校のお子さんのためになんとかしようとしていることが、逆に、不登校のお子さんに悪影響を与える事態になってしまいます。
それでは、本末転倒ですよね。
不登校のお子さんのために、親御さんの気持ちは先生にちゃんと伝えましょう。
先生の話もしっかり聞いて、全部、受け止めましょう。
折り合わないところは、着地地点を話し合いながら見つけていきましょう。
親御さんと先生が連携をとり、同じ方向を見ていることは、不登校のお子さんにとって、大切なことになります。
親御さんにとっても、助けてくれる人がいるという、安心感につながるはずです。
そして、不登校カウンセリングセンターの心理士も、いつでもあなたに寄り添います。
いつでも頼れる場所があるということを、覚えておいてくださいね。