不登校カウンセリングセンター
真鍋良得です。
子どもに対してイライラするのは子どもの言動に問題があるからではなく、親自身の中に「イライラ」の原因があるからです。
子どもがゲームをやめない、食事中に席を立つ、朝起きない、横柄な態度を取る、そういった子どもの態度が親をイライラさせるのではありません。
親自身の心の中に、そういった悪い態度は許せない気持ちとか、将来への不安とか、子どもをちゃんとしつけられない自分への失望とか、イライラの元になる価値観があって、子どもが期待した行動をしてくれないことによってイライラのスイッチが入るのです。
子どもにとっても親がイライラするのは好ましいことではないので、親の意に反するような行動をすることはできればやりたくないものです。
でも、子どもには親の言うとおりにできない理由があるのです。
親は、子どもの態度にイライラする時は、子どもはなぜそのような行動をするのか、自分はなぜそれに対して怒りを覚えるのか、そのことを、子どもに怒りをぶつける前に考えてみましょう。
子どもがそうする理由、親がイライラする理由というのが何かあるはずです。
親がイライラのスイッチを切って穏やかでいることが、子どもに安心感を与え、子どもの自己肯定感を高めることになります。