こんにちは。
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
家庭で日ごろ使う言葉を少し意識して変えるだけで、家族との関係が良くなり、不登校の子どもに変化が見られるようになることがあります。
たとえば、「10時までにお風呂に入りなさい」と言うのと、「10時までにお風呂を済ませられる?」と言うのでは、受取る相手の印象は変わるでしょう。
太り気味で体重を増やすのは良くない状態にある子どもが「ラーメンを食べたい」と言ってきたとき、あなたはどう答えますか?
「でも、昨日もラーメン食べたでしょ。」
「でも、ラーメン食べたら太るでしょ。」
「わかった、じゃあ作るね、でも食べたら運動しないとだめよ。」
こんな言葉で答えてはいませんか?
「でも」という否定語は、相手に共感する邪魔になりますし、この一言を使うだけで会話全体がネガティブな雰囲気になったりします。
「でも」という言葉を使わない、ということを意識的にやってみると、それだけで会話の雰囲気が変わったり、普段自分がどんな言葉を使っているのかを感じられるようにもなります。
「ラーメン食べたいんだ。ラーメン好きだね。昨日もラーメンだったね。」
こんな風に「でも」を使わない答え方を考えてみるといいでしょう。
「でも」という言葉を多く使う人は、相手の言葉を否定したり、言い訳することが多くなりがちです。
自分が使う言葉を録音するなどしてチェックしてみると、「でも」や「だって」が非常に多いことに気づく方は少なくありません。
あなたは日頃どんな言葉を使っていますか。