心理カウンセラーのブログ

30年ぶりの同級生

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こんにちは。不登校カウンセリングセンターの阿部由香里です。

夏休みのイベントとして今年はどんなものがありましたか?
家族と一緒にお盆参りに田舎に帰る。地域の夏祭りや花火大会が行われている。などなど・・・

今年は数年ぶりに開かれるイベントも多く、にぎやかな夏休みなのではないでしょうか。

私ごとですが、先日は高校の頃のクラスの同窓会があり、それは私にとっての一大イベントで参加してきました。約30年ぶりに会う担任の先生、クラスの3分の1の人数が集まり、懐かしい再会でした。

高校当時の私は、このクラスで特に楽しんでいたわけではありません。逆にどちらかというと色々なコンプレックスや苦手意識を強く持って、嫌な思いをしたという記憶がありました。数人の女子と固まって隅の方で地味に過ごしていました。特にこのクラスの男子とはあまり話をしたくなかったように思います。

そんなクラスの同窓会があると聞いた時は、最初は参加を拒否しようかと思いました。当時の苦手意識が嫌なイメージで思い出されたからです。しかし、あれからもう30年以上たっています。今回行かなければもう会えない人がたくさんいるだろう、やはり会っておきたいと思い、参加しました。

結果的に、あえて苦手意識を持っていた人とたくさん話をして、心から楽しく笑って過ごせました。あの頃はできなかった積極的な自分を出すことができました。なんだか「本当は自分はこうでいたかった」という思いを晴らしたようで、気分がスッキリしました。

もちろん年齢を重ねて皆が変化したこともあります。でも確かに違うのは私の意識、行動が変わったので周りとの関係も同時にパラレルワールドを移動したように変化しました。当時、バラバラだった(私がそう感じていた)クラスは今は一体感を持って協調性のあるクラスになりました。

学生時代に経験したネガティブな感情は、ずっと大人になっても心に刻まれて忘れることはないでしょう。でも、そこにはたくさんの自分独自の観念(主観的な物事のとらえ方)があり、それに縛られて生きづらくなっていることがあります。それは、自分自身で受け止めたり手放すことによって、周りとの関係性が変わり、苦しさが減って楽になることができます。

不登校のあなたの、または親御さんの中の観念を見つけること、カウンセラーがお手伝いいたします。

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