心理カウンセラーのブログ

不登校になりかけのサイン~不登校の6段階の予兆期~

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

今日は4月4日。
もうすぐ新学期を迎えるお子さんも多いですね。

新しい学年に進んだり、進学して新しい学校に通いだしたりして、
今まっでとはちがうクラスメイト・先生・教室・下駄箱の場所など変わることも様々ありますね。

お子さんは新しい気持ちでいろいろなことに取り組もうとワクワクはりきっているでしょうか?

新しい友だちができるかな。
新しくはじまる勉強についていけるかな。

と不安な気持ちが入り混じっていることでしょう。

新年度の最初にはりきって過ごしていたように見えたのに、

学校に行けなくなってしまう子どもが増える最初のタイミングがゴールデンウィークあけです。

親御さんは日々の生活に追われて、ゆとりなく過ごしているので、子どもが不登校になりかけているとはなかなか気づけないものです。でも、突然学校に行けなくなってしまったように見えて、子どもはちょっとずつサインを出しているのです。不登校の6段階の潜伏期(予備期・予備期)にあたる時期になります。

不登校になりかけている時期は下記のようなサインを出しています。

・イライラした態度をとることが増えてきた
・気持ちがしずんでいるようにみえることが増えた
・意欲が低下しているように見える
・夜なかなか眠れない
・不眠や過眠になる
・宿題をきちんとやっていた子がやらなくなる
・朝なかなか起きれなくなった
・友だちと遊ばなくなった

など、ちょっとした些細なことだったりして見逃しがちなことでもあります。

親はまさかわが子が不登校になるとは思っていないのでなかなか気づけないものですが、この記事を読むなどして気をつけて過ごしているうちに、あれ?と思うことがあったら、子どもの心のよりどころになれるように親としてサポートしてあげられたらいいですね。

親として、どんなことができるでしょうか?

それは、


子どもが話しやすいと思える親子の関係性を作ること

です。もちろん、不登校の兆候が見られなくても、子どもが話しやすい関係性をつくることは大切ですが、もし不登校の兆候に気づいたときは、親子の関係性を気を見直してみてください。

子どもがなんでも話せる親であれば、学校でのつらいこと、イライラすること、不満に思っていることや愚痴なんかも話してくれることでしょう。

子どもの話を聴くときのポイントは下記のようなことです。


・親の考え・価値観を押し付けない=ジャッジしないで聴くこと

・子どもの目を見て、「私はあなたの話をちゃんと聴いていますよ」ということを表すこと。

・重要だなと思うところは、あいづちを打ったりオウム返しをすること。時には沈黙も必要。

・非言語コミュニケーション(声のトーン、表情、話す早さ、目の動き、動作)を見逃さないこと。ここに本質がでます。

子どもの話を聴けるようになるには、時間がかかる親御さんもいるかもしれません。でも、話を聴いてもらえる人がいる、安心して話ができる人がいるということは、子どもの心のよりどころとなるので、少しずつでもできるように練習してみて下さいね。

参考記事:不登校 ”子どもの話をジャッジしないで聴くこと”と”子どもの感情を言葉にすること”

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