こんにちは。
不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
不登校の子どもの多くは人から嫌われることを恐れています。
自分はちゃんとできないから嫌われるかもしれない、自分は周りのペースに合わせられないから嫌われるかもしれない、そんな風に感じていることがあります。
周りから嫌われることが怖いという気持ちが強くなることが不登校の原因にもなります。
人から嫌われることに対する不安は親が子どもに対する接し方を変えることで解消できることがあります。
その一つは親自身が、自分の普段の態度や口ぐせなどを見直してみることです。
親がため息をついたり、イライラしたり、愚痴を言ったりということが多く、子どもにもイライラをぶつけたりしていると、子どもは自分の何かが親を不機嫌にさせていると感じるようになります。
そうすると、子どもは親の機嫌が悪くなるようにと気をつかうようになり、そのことが人から嫌われることを恐れる原因になります。
また、「○○しないと●●になるよ」といった否定から入る言葉が子どもの不安の要因になることがあります。
「早くしないと置いていくよ」と言って本当においていくようなしつけは親に嫌われたら見捨てられるかもしれないといった大きな不安になり、そのことが人に嫌われることを怖がる原因にもなります。
もし、そういった言葉を使っていることがあれば、なるべく肯定的な言葉を使うように子どもに対してかける言葉を変えることで、子どもは安心できるようになります。