心理カウンセラーのブログ

物理的居心地のよさと精神的居心地の良さは違います

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子どもが不登校になったときに、
子どもが学校に行けなくなって家にいるというときに、
特に大切なのは、精神的な居心地のよさを与えることです。

多くに場合は何かしらの要因があって、
学校に行きたいけど行けないという葛藤があって不登校がはじまります。
葛藤があるから、心が疲れているから学校に行けなくなっているのです。
なので、子どもの話を聴いてあげて、親は子どもの味方だということを伝えることはととても大切なことです。

精神的な居心地のよさとは

・親子で会話をすること
・子どもの話を聴いてあげること
・子どもの気持ちを受け入れてあげること
・何があっても、親はあなたの味方だよということを伝えること
・家族で一緒に楽しい時間を過ごすこと
 ・ホットケーキを作る
 ・キャッチボールをする
 ・バドミントンをする
 ・自然の中を散歩する
 ・バーベキューをする
 ・人生ゲームをする
 ・トランプをする

などです。
親のあなたも、疲れているとき、困っているとき、落ち込んでいるとき、
話を聴いてもらいたいという気持ちはあることと思います。
子どもは今、ピンチなのです。
できるだけ時間を作って関わってあげてくださいね。

反対に、学校に行く時間帯に、YouTubeを自由にみれるような環境を与えらり、ゲームなど好きなことばかりをさせてしまう環境におくこと、つまり物理的な居心地のよさを与えすぎてしまうことは、不登校を解決するためには一般的にはよくありません。

朝から学校に行って勉強するのと、家でゲームしたりYouTubeを見たりするのと、子どもがどちらが好きでしょうか?

後者ですよね。家に物理的な居心地の良さを作ってしまうと、学校に行くことから遠ざかってしまうことになります。

不登校の子どもは、ストレスに耐える力=ストレス耐性が弱くなっていることが多いのです。

物理的な居心地のよさを与えることは、一時のストレス解消としては必要な時もありますし悪くはないのですが、
あまりストレス解消ばかりをさせてしまうと、ストレス耐性が弱くなってしまうのです。

子どもにとっては、学校に行って勉強することもストレスですが、毎日、学校に通うことによって、学校へ行くというストレスに耐えられるだけの力を蓄えてきているともいえるのです。

なので、休みすぎるとますます学校に行くことから遠ざかってしまうのです。

まとめると、
精神的なストレスはかけないで精神的な居心地のよさを与えることは不登校を解決するためには大切なことですが、
物理的な居心地のよさを与えすぎないことも不登校を解決するためには大切なことです。

ストレス耐性は、その人が耐えられるギリギリに近い物理的ストレスをかけていくことによって、大きくしていくことができます。もちろんあふれてしまってはいけません。どこまでの負荷をかけてよいのかということについては、不登校専門の心理カウンセラーにご相談してみて下さいね。

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