不登校カウンセリングセンター
真鍋良得です。
不登校の原因としてよくあげられるものとして、学校での友達との人間関係に悩んでいたり、いじめにあっていたというものがあります。
子供がいじめられているとわかった時、一番大切なのは子供を守ってあげることです。
家庭に安全な居場所をつくってあげる、身近にいる人が子供に共感しながら話を聞いてあげることで安心して気持ちを言葉にできるようにしてあげるなどして、子供の体と心をまもってあげることが大事です。
いじめが原因で不登校になった場合、学校や教育委員会と事実関係を明らかにしてもらうための交渉をしたり、相手の親と交渉をするなどして、問題解決や再登校できるための環境を作ることで頭がいっぱいになることがあるかもしれません。
そんな時でも、今の子供の気持ちに寄り添うことは忘れないでほしいと思います。
子供を転校させるという選択をすることもあるでしょうが、子供の自己肯定感が下がっている、子供が自信を失っている、といった状態のままだと、転校してもすぐに不登校になったり同じような問題が起きる可能性があります。
学校の先生が納得のいく対応をしてくれない、相手の保護者がまともに話し合いに応じてくれない、といった状況になると、親も被害者意識が大きくなり、気持ちが沈みがちになるかもしれませんが、相手の対応に振り回されることなく、親自身が心の平穏を保ち、穏やかな気持ちでわが子に接することを意識しましょう。
穏やかな気持ちで子供に共感し、子供の気持ちをわかってあげることで、子供は自信を取り戻すことができ、つらい経験を成長の糧にすることができます。