こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校やいきしぶりのお子さんの親御さんは、ご自分の話しを不登校やいきしぶりのお子さんにしていますか?
息子が不登校だったころ、心理士さんが、息子に、お母さんのことをどう思っている?と聞いたそうです。
息子は、○○をしてくれる。と答えたと、教えてもらいました。
○○とは、掃除とか、食事とかが入りました。
息子の心理士さんは、お母さんは、優しい、怒ったら怖い、厳しい、おもしろい、おちょこちょいなど、人柄を表現する言葉が聞きたかったのです。
息子は、お母さんのことを、何かしてくれる人という、感覚で捉えているのが気になりました。と言われました。
そして、お母さんの仕事のことや、子どもの頃のことを、もっと話してあげて下さい。と言われたのです。
ショックでした。私は、自分のことを話していると思っていたからです。
そのアドバイスを受けてから、出来るだけ話すようにしました。
職場で起こったことを話して、息子だったらどうやって対応する?と聞いてから、お母さんはこう対応したんだよ。と話していました。
子どもの頃の友達関係の話もしました。
不登校のお子さんの親御さんは。どんなことをお子さんに話していますか。
何でもいいんです。
お子さんにしてみれば、お父さんやお母さんの子どもの頃は想像しにくいものです。
ご両親が子ども時代に、
・こんなことに悩んでいたな。
・友達をこんな喧嘩をした。
・先生に叱られた。
・こういう先生がいた。
など、話しあげるのもいいですね。
不登校のお子さんは、
ご両親も自分と同じ年齢の時があり、色々あったんだな。と思うことができます。
ご両親に話しをすれば、自分の気持ちを分かってもらえるかもしれない、と思うきっかけになるかもしれません。
不登校のお子さんとの今までの関わりの中で、
親御さんがしっかりしているところばかりを、お子さんに見せてきているのなら。ちょっとドジでおっちょこちょいなところを話してあげる。
親御さんがドジでおっちょこちょなところばかりを、お子さんに見せてきているなら、しっかりしているところを話してあげる。
不登校のお子さんが思っているご両親へのイメージと違う、ご両親の話をしてみるのはどうでしょうか。
不登校のお子さんが何を思っているのか、何を考えているのか分からない。と思っている親御さんも多いですよね。
なんで?どうして?それで?
質問、質問、質問では、不登校のお子さんは、尋問を受けているように感じてしまいます。
質問したいことを、親御さんがお子さんだった頃の自分に質問してみましょう。
そうすれば、親御さんの気持ちを、子どもの視線にすることができます。
子どもの視線に立って出た質問の答えを持って、お子さんと話しをしてみませんか。
お母さん(お父さん)が子どもの頃、こいうことがあったんだよ。
子どもの頃のお母さん(お父さん)は、こいう風に思ったんだけど、大人になった今は、こう思うかな。
○○(お子さん)はどう思う。どうする。
と、聞いてみると、普段、答えてくれないお子さんも、答えやすいですよね。
お子さんが、親御さんの期待している答えと違うことを言っても、それは否定しないでくださいね。
そうやって思うんだ。その考えはなかったよ。と、受け入れてあげてくださいね。
十人十色というように、親子であっても、考え方は違います。
不登校のお子さんに、親御さんの親ではない部分の色を見せてあげてください。
そして、不登校のお子さんの色をもっと知って、受け入れて、認めてあげましょう。
今日は、親子で空を見上げてみませんか。