こんにちは。不登校カウンセリングセンター、水野幸子です。
お子さんが学校に行き渋りをしだし、学校に行けたり行けなくなったりして、不登校になって行く過程で、そのご家族で色々な対応や、考え方があると思います。
・お子さんに寄り添いたい。
・お子さんがどうしたいか話しをしたい。
・フリースクールという方法だってある。
・学校だけがすべてではない。
・学校に行かないなんてわがままだ。
・学校に行くのは当たり前。
・祖父母の家に預けて転校すればいい。
・毎日、泣いている子どもを引きずって学校に連れて行く。
・毎日、家で好きなようにゲームやTVで過ごさせている。
この考えには、ご家族全員が一致することも、最初はないかもしれません。
ご両親で、真逆の考えの時もありますよね。
まず、相談されるのは、担任の先生や、スクールカウンセラーなのではないでしょうか。
何が原因なのか、大人の中で考えながら、不登校のお子さんが元気になるまで、そっとしておいたあげよう。という話しになります。
それは、
まずは、お子さんの心の傷を癒やすため。
そして、
・不登校経験者の有名人をみて、我が子も今の経験を生かして成功者になると思っているから。
・新学期になると、突然学校に行けるようになっているという話しを、聞いたことがあるから。
というようなことが、お子さんにも起こると思われているからだと思います。
私も、不登校児の親でした。
新学期から行ける。
月曜日から行ける。
明日から行ける。
行事がきっかけで行ける。
と思っていました。
ですが、行けませんでした。
ある日突然、行けるようになっている不登校のお子さんは、不登校期間中に、ストレス耐性を上げることを行っていた可能性が高いです。
例えば
・塾には通っていた。
・大好きなスポーツクラブには通い続けていた。
・規則正しいリズムで生活をしていた。
・決まった時間に、お手伝いをしていた。
など、人によって違いますが、何らかの方法で、知らない間にストレス耐性を上げていたのですね。
子どもの1年と大人の1年は、同じようで違います。
子どもは、1年で大きく成長します。
学校に行っているか、行っていないかは、精神的にも、肉体的にも、ストレス耐性にも、成長の違いが出てきます。
大人の1,2年は子どもの1,2年と比べれば取り戻しやすいです。
子どもの1,2年は。
小学生が中学生になっています。
中学生が高校生になっています。
未成年者が成人になっています。
大きな違いがあります。
不登校のお子さんの心を癒やしながら、お子さんのために、次は何をしたほうがいいのか、考えていくことが大切です。
親御さんからの動きが何も無く、お子さんが自ら学校に行くわ。と言い出すことは難しいです。
ですので、お子さんの自主性に任せていると、一生このままになるかもしれません。
親御さんが、お子さんの一生を支えることができるのか、そこまで考えていかなくてはならないくなります。
不登校のお子さんのためにも、親御さんのためにも、お子さんが自立できるようにしていくにはどうしたらよいのか、考えていきましょう。