こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんは、家ではどのような生活していますか?
不登校のお子さんの親御さんが期待しているような生活をしているでしょうか。
親御さんは、 不登校のお子さんにどんなことを期待していますか。
・学校に行ってほしいな
・朝はちゃんと起きてほしいな
・勉強をしてほしいな
・宿題はやってほしいな
・家のことお手伝いしてほしいな
・元気に笑っていてほしいな
・外で遊んでほしいな
・友達と仲良くしてほしいな
親御さんは、不登校のお子さんにいろいろなことを期待していませんか。
どんなことを期待しているか、一度 紙に書いてみるといいですよ。
こんなに期待しているんだ と、親御さん自身が驚くかもしれません。
期待とは「よい結果や状態を予期して,その実現を待ち望むこと。」大辞林より
つまり、学校に行ってほしいな、勉強してほしいな等や、紙に書き出していただいたことを、親御さんは、不登校のお子さんに期待をしている、当てにしているということになるのです。
当てにするということは、 誰のためにそうしてほしいと思っていることになりますか。
その期待、 実は不登校のお子さんのためではなく、親御さんのために思っていることになるんですね。
親御さんが自分の心が楽になるために、安心できるために、不登校のお子さんに こうなってほしいと期待をしているですね。
不登校のお子さんは、どう思っているのでしょうか。
もしかしたら、親御さんにもう学校行かなくていいんだよって言ってくれないかな。
今日は言ってくれるかな、明日は言ってくれるかな、今言ってくれるかな、と期待しているかもしれません。
まさに、お子さん自身が 自分自身のために、親御さんに期待していることですよね。
親御さんがお子さんに期待する。
お子さんが親御さんに期待する。
どちらの場合も、相手が行動しないと自分は満足を得ることができない、幸せを感じることができないことになります。
不登校のお子さんも、親御さんも、自分以外の人に期待するのではなく、自分に期待することが大切です。
自分で自分に期待をし行動すれば、自分で自分を褒めることができます。
自分で自分を満足させることができます。
自分で自分を幸せにすることができます。
お子さんに対して、学校に行ってほしい、元気でいてほしい、笑顔でいてほしい、外に出てほしい、友達と遊んでほしいと思うことは、 いずれお子さんはそうなると、お子さんの力を信頼することが大事です。 そして、期待は親御さん自身に向けましょう。
今、不登校のお子さんのことをすごく心配していると思います。そして、それが 一番の親御さんの悩みですよね。
そして、親御さん自身を私がいけないんだと責めているかもしれません。
親御さん自身を責める必要はありません。責めていると親御さんが心身共に疲れ切ってしまいます。
ですので
・私は自分を責めることをやめられると自分に期待をする
・私は、心から 子どもの不登校を受け入れられている
・私は、子どもが学校に行かないと決めたことを誇りに思っている
・お子さんが元気でいてくれるなら、学校には行かなくてもいいじゃないか
と、自然に本当に心底心から思えるようになると、親御さん自身に期待しましょう。
このように、本当に親御さんが思えるようになると、お子さんも前向きになっていきます。
不登校のお子さんは知らない間に、親御さんの期待をプレッシャーに感じてるんですね。
不登校のお子さんはお父さん、お母さんに悪いなと感じています。
お子さんは、自分を責めているかもしれませ。
どうしても、あの学校という場所には戻りたくないと悩んでいるかもしれません。
戻りたくないけど、お父さん、お母さんの気持ち、安心させてあげたい、どうしたらいいんだろう、悩んでいるかもしれません。
お子さんに向けている期待を、親御さん自身に向けてください。
私は、子どもを信頼できる親になると、親御さん自身に期待する。
親御さんの心の中から、絶対に絶対に学校に行かせなくちゃという気持ちが消えると、お子さんも楽になって、心が元気になってきて、学校に行ってみようかなという気持ちが 湧いてくる可能性が高いです。
まずは親御さんが心からリラックスしましょう。
ご自分の時間が取れるようにしてくださいね。
不登校のお子さんにも期待していいのは自分だけということを伝えていきましょう。
自分の人生を決めるのは自分なんだよ、だから、どんどん自分に期待していいんだよと教えてあげましょう。