こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
今は新型コロナウィルスの影響で、分散登校や遠隔授業(リモート授業)を行っている学校も多いですね。
我が家の小学生も分散登校となり、家からパソコンで授業を受けていました。
学校の授業で、私が小学生の時は考えられないことが、普通に行われている世の中になったんだなと思いながらも、
リモート授業だけではできないことや、足りないことろもあり、
学校で過ごすことの意義を改めて感じたりもしています。
今の子どもたちは、これが普通・日常として育っていくのですね。これからの未来を担っていく子どもたちに、たくましく育っていってほしいなと思いました。
今回は『学校に通う』ということを考えてみたいと思います。
授業がリモートだと、自宅で勉強できますね。そうすると、通学しなくていいので、通学にかかっていた時間や労力を他のことに使えてメリットも感じられますよね。
ただ、この『通学する』ということ自体が、実はお子さんのストレス耐性を高めているのです。ストレス耐性とは、ストレスに耐える力です。
雨が降っていても、多少風が吹いていても、私の住む雪国では吹雪の日だって学校はたいてい休みにはなりません。
学校に通っている子どもにとってはこの当たり前とも感じられる『通学する』ということが、実はお子さんのストレスに耐える力=ストレス耐性を鍛えてくれているのです。
学校に行けば、楽しいことばかりとは限りません。
・イヤな授業を受けたり、苦手な課題に取り組むこと
・失敗してしまって焦ること
・友だちとうまくいかないことがあって悩むこと
など、楽しいと思えないこともあったりして、
なんらかのストレスを感じることがありながら学校生活を送っているのは、親のあなたの学校に通っていたことがあれば覚えがあるのではないではないでしょうか。
不登校の子どもは学校に行っていないので、そのような学校生活を送るストレスが全くありません。
なので、ストレス耐性が下がってしまうのです。
不登校を解決して、お子さんが再び学校に行き始めるときは、いきなり行かせるということはありません。
ストレス耐性が下がっているので、少しずつ慣れていくこと、徐々に行かせるようにすることがとても大切です。
私が住んでいるのは青森市なので、雪がとても多いです。
今年の冬は特に雪が多いです。
雪が多くても、子どもたちが安全に通えるように、通学路の除雪をしてくださっている方もいます。
様々な人たちに守られながら支えあいながら暮らしていることを想いました。
そして、雪に鍛えてもらっていると言えるのかもしれません。
感謝です。
今日は「学校に通うということがストレスに耐える力を高めてくれている」というお話でした。