心理カウンセラーのブログ

わが子が不登校になる理由

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不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。

不登校の子どもを持つ親のあなたは、
いつの間にか学校に行けなくなったわが子に
どうして学校に行くなくなったのだろうと疑問に思っていませんか?

不登校になる理由はその子その子で違いますが、
不登校になる理由は主に4つあります。

1、ストレス耐性の低下からくる不適応状態
2、自我の乱れからくる不適応状態
3、予期せぬ出来事からくる不適応状態
4、愛着形成不全からくる不適応状態 です。

1、ストレス耐性の低下からくる不適応状態とは
何らかの原因でストレス耐性が低下し、
その為に少しのストレスにも耐えられなくなる状態のことです。

ストレス耐性とは、ストレスに耐える強さです。
ストレスとなる出来事に対してどう感じ対処できるかですね。

ストレス耐性は個人差があります。

同じストレスでも、それに耐えられる人と耐えられない人がいるのは
このストレス耐性 の差があるためです。

不登校になる子どもは、何らかの原因でこのストレス耐性が低下した為に
少しのストレスにも耐えられなくなって不登校になっているのですね。

2、自我の乱れからくる不適応状態とは
自我が育つ時に自我が乱れすぎて過敏に反応してしまう状態です。

主に中学生に多いパターンですね。

中学生になると自我(自分の意思、考え)が育ってきます。

その為、今までは親の言うことを素直に聞いていたことに疑問を持ち
自分の考えを示していく反抗期がきます。

この反抗期は人の目を気にする時期でもあります。

人の目を気にするあまりに、
自我が乱れすぎてしまい不登校になっているケースも少なくはありません。

3、予期せぬ出来事からくる不適応状態とは
自我が完成する前に予想外の出来事からのストレスに
耐えられなくなる不適応状態のことです。

主に高校生から大学生に多いパターンです。

これは、自我(自分の意思、考え)が確立する前に
失恋や親の突然の別離など予想外の出来事に耐えられなくなって
不登校になるパターンですね。

4、愛着形成不全からくる不適応状態とは
愛着形成不全の原因とされる、
一般的な親子関係が築けないことによる不適応状態のことです。

愛着形成不全とは、乳幼少期に何らかの原因により、
母親や父親など特定の養育者との愛着形成がうまくいかず問題を抱えている状態のことです。

親が子どもに愛情を持っていても、
その子にあった愛情の示し方をしていない為に
子どもが愛情不足を感じてしまい不登校になるパターンですね。

主に幼児や小学生に多いパターンです。

不登校になる主な理由はこの4つです。

不登校になるには、その子なりの理由があります。
不登校になりたくてなる子はいません。
その時のその子の状態でなっただけです。

なので、その理由を知り解決への糸口にして下さいね。

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