こんにちは。不登校カウンセリングセンターの 水野幸子です。
不登校のお子さんの状況は今どんな状態でしょうか?
6段階の中でどの位置にいるのか、親御さんはわかっていらっしゃいますか?
お子さんの段階によって、そしてお子さんの性格によって、不登校と一言で言っても、 いろいろな対応方法があります。それぞれのお子さんがそれぞれ違います。
不登校のお子さんに合った対応をするのが一番です。
その中で、親御さんに共通して言えることがあります。
・親御さんが不登校のお子さんをありのまま受け入れること
・親御さん自身が幸せでいること、毎日を楽しく過ごしていること
この2つがとても大切になります。
お子さんが不登校なのに、そんなことできるわけないじゃないか。そう思った親御さんもいらっしゃいますよね。
私も不登校児の 親でした。そのお気持ちよくわかります。
ですが、私自身が体験しているからこそ、2つのことが大切なんですとも言えるのです。
私自身が吹っ切れて
・学校に行けてなくてもいいじゃない
・この子が元気ならそれでいい
・焦らなくてもいい
・この子は学校に行けるようになる
・また笑顔になる
・友達と遊ぶことができるようになる
子どもの力を信頼し、自分の心にゆとりが持てた時、余裕ができた時、子どもが変わっていきました。
ゆっくりいこうと思った途端に、学校に行ってみると子どもが言い出したのです。
では、どのように親御さん自身を変えていったらいいのでしょうか。
親御さんは、 不登校のお子さんにどんな人になってほしい、どんな子でいてほしいと思っていますか?
学校に行ってほしいはもちろんでしょう。学校に行けるようになれば、勉強を頑張ってほしい、少しでもいい成績をとってほしいという気持ちが出てくるかもしれません。
今は、学業のことは置いておいて、不登校のお子さんが、これからの人生を幸せに生きていくために、どんな人でいてほしいと思いますか?
例えば、
・自分で自分を認められる人
・自分のことを許せる人
・自分で自分を愛せる人
・自分の行動に責任を持てる人
・自分に優しい人
・自分と同じように周りの人も大切にできる人
・自分に嘘をつかない人
・自分で自分を褒めることができる人
・自分で自分を大切にできる人
・自然に笑顔が出ている人
・自然体のままで周りを明るくできる人
・常に幸せでいられる人
どうでしょうか。
親御さんは、 自分で自分のことを褒め、自分で自分のことを大好きでいられたら、本当に幸せになれると思いますよね。
では、ここで質問です。
不登校のお子さんの親御さん自身はどうでしょうか?
今、あげてきたこと、 親御さんはいくつできていますか?
もし、親御さん自身ができていない ものがあるのであれば、それを親御さん自身ができるようになっていきましょう。
不登校になっているのはお子さんなので、不登校の解決には不登校のお子さんをなんとかしようと思いますよね。
それはもちろんのことです。
人は近くにいる人、一緒にいる人に 影響を受けます。お互いにお互いを影響しています。
不登校のお子さんがいると、どうしても不登校のお子さんの気持ちの起伏に親御さんの気持ちが 左右されます。同じ左右されるなら、親御さんの 笑顔で、お子さんの顔、心を笑顔にしてほしい。
それができるようになっていけば、お子さんは学校に行こうという気持ちが出てきます。これからどうしたらいいのかな。と考える 余裕が出てきます。
そうなるためには、親御さん自身が、 親御さん自身のことを愛していることが大切です。
不登校のお子さんの親御さんは、心の中に何かわだかまりがありませんか?
そのわだかまりを少しずつ緩めていくことで、少しずつ手放していくことで、 親御さんが親御さん自身を受容できれば、親御さんが親御さん自身を肯定できれば、それはお子さんにも影響を及ぼします。
そうすれば、お子さんも自己受容ができ自己肯定感の高い子に育っていきます。
もし、不登校のお子さんの親御さんが 自分は自己否定型だと思ったのなら、自己を否定するのではなく自分を認める人になっていきましょう。
最初はなかなか難しいですよね。
まず 自分を褒めるということを親御さん自身やっていきませんか。
そして、 自分を褒めると同時に、お子さんのことも褒めていきましょう。お子さんのこともありのまま認めていきましょう。
そうすることで、不登校のお子さんの親御さん自身の気持ちが楽になっていきます。
親御さんの気持ちが楽になれば、家の雰囲気が変わります。
親御さんもお家も 良い雰囲気、穏やかな雰囲気になっていけば、お子さんの気持ちも穏やかになっていきますよ。
どのように自己受容をして、自己肯定感を高めていけばいいのか。
自分一人ではなかなか難しいなと思った時は、いつでも不登校カウンセリングセンターの 心理カウンセラーに声をかけかけてくださいね。
決してあなたは一人ではありません。私たち心理カウンセラーがいつでも寄り添います。
そのことを、 覚えておいてくださいね。