こんにちは。不登校カウンセリングセンターの阿部由香里です。
あなたは不登校、または行き渋りのお子さんとの関わりのなかで、なかなかお互いの気持ちを理解しあえないと悩むことはありませんか?
自分の思いを理解してもらえない・・・と悩んでいる方に、大切なポイントをお伝えします。
まず相手のことを理解して聞き上手になる。次に自分のことを理解してもらう。
聞き上手になる、ということは相手の立場を考えて思いやりをもって本音を理解する、ということです。ただ自分目線で相手の話を聞いているのでは、本当に相手のことを理解することができません。
ついついやってしまうのは 相手の話を聞きながらも、次に話そうとする自分の意見を考えていることです。これでは不登校のお子さんとの会話は一方通行で、信頼関係は得られません。
最初から自分視点で「賛成する、反対する」とか、アドバイスをするのではなく、その前に「相手のことを理解しようとする」気持ちが大切なのです。
相手の心を開く聞き方とは
相手の本音を理解するために、つぎの4ステップで共感しながら聞きましょう。
・相手の言葉をそのままくり返す。「友達とけんかしたんだね」
・相手の言葉を自分の言葉に置き換えて返す。「友達とけんかしてうまくいかなかったんだね」
・相手の気持ちを言葉にする。「なんだか辛そうだね」
・自分の言葉に置き換えながら気持ちに触れる。「友達とけんかしてなんだか辛そうだね」
人はだれだって、自分のことを理解してもらいたい、認めてもらいたいと思っています。
あなたの考えは一旦置いておいて、まずは相手の言葉に共感して聞いてください。
そうすることで、信頼関係が築かれて、あなたの言うことが伝わるようになります。