明けましておめでとうございます。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
今年の干支は寅年ですね。
寅には成長、発育、誕生の意味があることから、強く大きく成長するという意味があるそうです。
干支の寅に意味を調べながら、虎にまつわる諺も気になってきました。
調べてみると、沢山あります。
その中で気になった諺をご紹介します。
1.虎の子
虎の子って!?と、思われた、不登校のお子さんの親御さんも多いのではないでしょうか。
それは、秘蔵の金品、宝物を想像されたからだと思います。
秘蔵の金品を表す言葉が、なぜ虎の子なのか、それは・・・
虎はその子を非常にかわいがるところから大切にして手放さないもの。だからなのです。※
2.虎は千里往って千里還る
虎が、1日のうちに千里もの距離を行き、さらに戻って来ることができる。活力に満ちた、行動力のあるさまなどを表す言い回し。母親の子供を思うがゆえの行動力を喩えることが多い。※
なぜ、私がこの2つの言葉が気になったのか、お分かりいただけるでしょうか。
それは、子を思う親の気持ちを表しているからです。
不登校のお子さんを持つ親御さんの気持ちを表しているな、と思ったからです。
不登校のお子さんの親御さんは、
お子さんに
笑顔で学校に行ってほしい。
学校を楽しんでほしい。
友達といっぱい遊んでほしい。
学校行事で、色々な経験をしてほしい。
など、多くのことを願っていますよね。
その気持ちは、不登校のお子さんにも届いているはずです。
ただ、親御さんの表現の仕方によっては、不登校のお子さんのプレッシャーになっている可能性があります。
不登校のお子さんも、このままでは行けないということを分かっています。
学校に行かないまま、学年が上がっていくと、将来はどうなるのだろうという、漠然とした不安を抱えています。
不登校のお子さんのその不安を取り除き、学校に行こうと思える状況にしていくのに、一番の近道は、親御さんが幸せでいることです。
親御さんが、毎日を楽しく生活していれば、お子さんは大人になるって楽しいことなんだ。と思えます。
親御さんが、仕事を楽しんでいると分かれば、早く大人になって仕事がしたいと思うでしょう。
不登校のお子さんを思うあまり、親御さん自身のことを後回しにしていませんか。
そのことがストレスになり、気がつくと不登校のお子さんにイライラしていませんか。
不登校のお子さんに、イライラをぶつけていませんか。
そして、私はダメな親だと、ご自分のことを責めていませんか。
イライラしている親御さんの顔を見ている不登校のお子さんは、不安を募らせ、学校に行きたいという気持ちを遠ざけてしまうのです。
2022年 寅年の新年。
お子さんのことを、とっても大切にされている親御さんに、お願いがあります。
新年の抱負に掲げてほしいことがあるのです。
それは、お子さんを大切にするように、親御さんご自身を大切にすること。
まずは、親御さんが幸せになることです。
不登校のお子さんが学校に行かないと、幸せにはなれないわ。と思われる親御さんもいますよね。
その気持ちは分かります。かつての私もそうでした。
幸せを意識するだけで、変わってきます。
今年は、いいこと、楽しいことに沢山目を向けて、過ごしてみましょう。
今年もよろしくお願いいたします。
不登校カウンセリングセンターの水野幸子でした。
※weblio辞書より引用