心理カウンセラーのブログ

不登校 エゴグラムで分かること

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

本日は当不登校カウンセリングセンターで不登校の深層原因を探すために行っている心理検査のうちの『エゴグラム』という心理検査のご紹介です。

『エゴグラム』とは、自我状態を数値化し、グラフに表します。
『エゴグラム』では、人の自我状態を大きく次の3つに分類します。


・P(Parent)親的な要素(親の役割の人から取り入れた行動・感情・思考)
   (CP:厳格な父親的な部分 と NP:やさしい母親的な部分 があります)

・A(Adult)大人の要素(現実や目の前の出来事に対する理性的な行動・思考・感情)

・C(Child)子どもの要素(自分が子どものときと同じ行動・思考・感情)
   (FC:自由奔放な子どもの部分 と AC:順応する子どもの部分 があります)

5つの項目「CP、NP、A、FC、AC」が高いか低いかと、各項目の関係性を見ると、大まかな行動パターンがわかります。各項目の値は本来個性であって、高ければいい、低ければいい、平均的であればいい、ということはありません。高くても長所ともとれるし短所ともとれる、低くても長所ともとれるし短所ともとれるのです。

ただ、不登校のような不適応の問題に限っては、高すぎたり低すぎたりする部分が原因になる傾向があるので、エゴグラムの検査結果が手がかりの1つとなるのです。

たとえば、「CP」はルールを守る、規律や伝統を重んじる自我です。低いと「学校にきちんと行かなければいいけない」という気持ちが弱く、学校なんてどうでもいいと軽視してしまうことが不登校の要因となることがあります。高ければいいのかというと、CPが高い子どもは学校のルールを守るべきと思っているのに、クラスメイトは守っていないのが許せないと思ってしまい、それが不登校になる要因となってしまうこともあります。

エゴグラムで出てくる数値は本来その子の個性なので、良い悪いということはありません。プラスにとらえることができ、個性を活かしながら学校や社会に適応できるようにしてあげられることが理想です。

ただ、不登校など不適応の状態になってしまったお子さんには、ストレスを軽減させてあげるためにも、周囲の人間関係の折り合いをつけるきっかけを与えてあげる必要があります。エゴグラムがその手掛かりになるのです。

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