不登校カウンセリングセンター
真鍋良得です。
年末年始は家族が顔をそろえる機会が増えるという方が多いのではないのでしょうか。
家族が一緒にいる時、不登校のお子さんへの対応について、妻がしてほしくない対応を夫がする、夫がしてほしくない対応を妻がする、ということがあります。
これは不登校のお子さんへの対応を改善しようと夫婦のどちらかが取り組み始めたときに起こりがちです。
こんなとき、その行動を相手にやめさせようとしても、やめてくれないばかりか、子どもの前で大ゲンカになる事すらあります。
Youtubeを見ている子どもに、「そんなもの見てる暇があったら勉強しろ!」と夫が怒る。
出掛ける時間になっても準備ができない子どもに「なにやってんだ、置いていくぞ!」と夫が怒る。
「子どもの気持ちに寄り添い、共感してあげたいのですが、夫が子どもを無理やり学校に行かせたり勉強させようとして怒鳴るのです。」
夫の対応が子どもに取って良くないのでやめてほしいけどやめてくれない、こんなときどうすればいいのでしょうか。
その対応をやめてもらえるのならそれがいいのですが、夫には夫の考えがあり、どんなに行っても聞いてくれないと言うことがあります。
かといって、子どもの前でそれをやめさせようと夫婦げんかになると、子どもに悪影響を与えます。
だから、夫がどうしても対応を変えてくれないという時は、夫のいない時に、全力で子どもに共感し、気持ちに寄り添ってあげるのです。
子どもに共感するときに、夫の悪口を言うことは避けましょう。
子どもが今どう感じているのか、目の前の子どもの気持ちだけに共感してあげることです。
夫を、妻を、変えようとしても、自分以外を変えることはできません。
自分が変わり、自分にできることをやっていく中で、家族にも変化が現れるようになります。