心理士のブログ

不登校 感情がうつる

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うちの子が不登校になるなんて、信じられない。

こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

頭が痛いから学校を休みたい。元気がない様子でお子さんに言われれば、休んでいいよ、病院に行こうと親なら言いますよね。

1日だけならともかく、連日続くと心配になります。

学校に行きたくない、と言われれば、

・この子に何があったのか
・どうしてそうなってしまったのか

と、心配よりも不安が大きくなっていきます。

学校に行かなくなり、「不登校」という言葉、文字が頭の中に浮かんだ時、親御さんの心の中は、「不登校」でいっぱいになってしまいます。言葉が悪いかもしれませんが、「不登校」に支配されてしまっているようになるのです。

・うちの子が不登校?まさか

・たまたま、今はイヤなだけだよね

・明日は学校に行くよね

・来週は学校に行くよね

・来月は学校に行くよね

・来学期は学校に行くよね

・新学期は行けるよね

・いつ、学校に行けるようになるの

仕事をしていても、好きなことをしていていも、不登校のお子さんのことが頭から離れません。

今までしたことが無いようなイージーミスや忘れ物をしていると、感じている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

不登校のことで心がうまっている時、親御さんの感情はどのような状態になっているでしょうか。

・心配

・不安

・自分を責める

・不登校のお子さんを責める

・怒り

・悲しみ

・つらさ

・息苦しさ

・焦り

あげていくときりがありませんが、どれをとってもネガティブな感情です。

親御さんは、ご自分が不安や疲れを感じているときに、ネガティブな人のそばに居たいですか?
居たくないですよね。

・落ち込んでいる雰囲気を醸し出している人

・イライラしている人

・怒っている人

と一緒にいると、自分の気持ちも落ち込んでいきますよね。

自分の気持ちが落ち込んでいても、お笑い番組を見ていたら、大笑いをしてスッキリしたということはありませんか?

気持ちが沈みかけていたけど、明るくおはよう、と声を掛けられただけで救われた、と感じたことはありませんか?

不登校のお子さんも同じです。

親御さんの感情を受けています。
親御さんの落ち込んでいる、心配している、不安になっている感情をお子さんが受けてしまえば、お子さんはますます学校に行くのは嫌、が強くなっていく。ということになるのです。

いやいや。
そもそもは子どもが不登校になったのが原因です。
こどもが学校に行けば、こんなにつらくないです。というお声が聞こえてきそうです。

確かにそうですね。
学校に行かない、という選択をしたのはお子さんです。
お子さんが苦しそうにしているから、親御さんも苦しくなる。
お子さんが辛そうにしているから、親御さんも辛くなる。

親御さんがお子さんの感情に巻き込まれているのですね。

親御さんはお子さんよりも長く生きています。
不登校のお子さんよりも、切り替え方を知っていますし、経験していますよね。

不登校のお子さんの感情に巻き込まれるのではなく、親御さんの感情に、お子さんを巻き込んでいきましょう。

そのためには、親御さんの気持ちを変えていくことが大切です。

そんな強引なと、思われるかもしれないことをお伝えします。

・我が子は学校に行かないという選択を自分で行った

・我が子は、自分で自分の心身を守った

・我が子は世間一般に思われている人生のルートを外れる道を選んだ

・我が子はあえて厳しい道を選んでいる

・我が子はチャレンジャーだ

と、考えてみてください。

我が子は実は、とってもすごいぞ、と思えてきますよね。

不登校のお子さんの親御さんが、不登校がいけない、なんとかしなくては、と気持ちが焦るのは、

・学校には行くものだ
・学校にいかなければならない
・小中高と卒業し、自分の行きたい(生きたい)道を選んでいく

という、観念(主観的価値観)があるからなのです。

必ずしも学校に行かなくてはいけないのだ。という強い観念をゆるめてみましょう。

そうすると、焦りや苛立ちが落ち着いていきます。

そうは言っても、簡単にできるものではないですよね。

私自身、学校に行って欲しいと思っています。

ただ、学校に行かなければならない、という観念が強いあまり、親御さんの気持ちを苦しくさせているのなら、色々な生き方もある、と感じられる方が、お子さんの可能性を信頼できるほうが、楽ですよね。

楽になれば、「不登校」への拒絶感が減っていきます。

不登校のへの拒絶感が減っていけば

・不登校のお子さんをそのまま受け入れることができます

・心に余裕ができてきます

・優しい気持ちが取り戻せます

心に余裕がもてるということは、感情はネガティブになりにくいですよね。

前向きにでいられます。

親御さんが前向きになれば、親御さんは安心できる場所と思えるようになります。
親御さんが安心できる場所と思えれば、今よりもずっと心を開いて話をしてくれます。

不登校のお子さんが、親御さんの感情に巻きまれて、前向きになっていきやすいのです。

風邪が家族にうつるように、感情もうつります。

お子さんの感情をもらうのではなく、親御さんの前向きな感情に、お子さんを巻き込んでいきましょう。

そうは言っても、と思った親御さんは、親御さんがそうは言ってもと言いたくなる観念(主観的価値観)を持っているということです。

観念を緩めていくと、そうは言っても、という感情がゆるんでいきますよ。

どうして我が子が不登校になったのか。など、不登校について知りたいことがたくさんありますよね。

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最短で不登校を解決する方法とは? 《医師・不登校専門心理士(元スクールカウンセラー)監修》

それでは、空を見上げて、思いっきり伸びをして、思いっきり脱力してください。
リラックスして今日も1日過ごしていきましょう。


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