なんでそんな考え方になっちゃうの？
こんにちは。不登校をカウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんを支えているる親御さん、今の親御さんの心の状態はどんな感じですか？
ボロボロです。
ちょっとは元気です。
ほぼほぼ元気です。
心の底から大丈夫です。元気です。とはなかなか言えないですよね。
お子さんの不登校のことが気になります。
お子さんに学校に行ってほしいと思います。
お子さんの笑顔が見たいと思います。
お子さんの辛そうな顔は見たくないと思います。
不登校のお子さんを支えている親御さんは、不登校のお子さんに気持ちが向いています。
自分の体調のことや、自分が精神的にどんなに辛くても自分よりもお子さんのこと優先させていますよね。
それでもどこかで限界が来ます。
不登校のお子さんに直接言うことはなくても
・あの子が不登校だから、自分がこんなに苦しんだ
・あの子が不登校じゃなかったらもっともっと楽しい毎日なのに
・あの子が不登校じゃなかったら・・・
という気持ちが出てきてしまうことがありますよね。
出てきた瞬間、親御さんはどう思っていますか？
・なんてことを思ったんだ
・こんな親だからダメなんだ
・あの子が不登校になったな自分のせい
・親の自分がいけないんだ
気がつくと親子さん自身のことをすごく責めていませんか？
人は自分のことを責めていると、自分のことを否定していくようになります。
自分のことを否定していくと、自分のことを信じられなくなります。
自分のことを信じられなくなれば、何を信じたらいいのかがわからない状況になります。
自分で判断することができなくなります。
自分が決めたことに自信がなくなっていきます。
どんどんどんどん心配や不安が広がっていくのです。
負のループの中に入ってしまうのですね。
お子さんが不登校になったのは、色々な要因が重なったからなっているのです。
色々な要因の１つに親御さんの関わりが入っていることはあります。
だからといって親御さんが全て悪いということではないのです。
そして、要因の１つには人それぞれが持っている思考癖があります。
親御さんがご自身のことを責めて落ち込んでいってしまうのも親御さんの思考癖です。
人の考え方、その人の持っている主観的価値観は、近くにいる人から影響を受けることがあります。
この主観的価値観は観念と言います。
観念は親御さんからお子さんに影響を及ぼします。
親御さんの思考癖がお子さんの思考癖にもなっている場合があります。
例えば
子育てをしている時に、この子不思議な喋り方するな。なんでこんなこと言うんだろう？と思った時、自分が喋ってたと気がついてびっくりしたことありませんか？
この子は最近、もうダメだからってよく言うなと思っていたら、それは親御さんの口癖だったなんていうことありませんか？
不登校のお子さんを何とかしようと思うあまり、なかなかうまくいかないと焦ってしまうと、親御さんの焦りは不登校のお子さんに伝わります。
ということは、親御さんが余裕を持っていれば、その余裕が不登校のお子さんに伝わるということです。
親御さんが心に余裕を持つにはどうしたらいいのでしょうか？
親御さんの思考癖を変えていきませんか？
不登校のお子さんに、なんとかなってほしいと爆発してしまうのは、
学校に行かなければいけないという強い気持ちがあるからかもしれません。
学校に行ってほしい。と思うのは私も同じです。
ただ学校に行ってほしいと強く願う前に、
お子さんのことを全面的にありのまま受け入れることをしていきましょう。
親御さんが何でも否定してしまう、悪い方に見てしまう思考癖があるのなら、悪い方に見ていく思考癖を変えていきましょう。
例えば、ダメだと思ったら本当にダメなの？と聞いてみるのです。
例えば、机に置いてあったコップを倒してしまったとしましょう。倒したらダメじゃないと思いながら慌てて掃除をしますよね。
倒したことで掃除ができてよかったね。と良い方に目を向けていくのです。
否定をしていくのではなく、気をつけようねと反省をすればいいのです。
ご自身のことを否定するのなら、否定した分ご自身のできていることも褒めていきましょう。
そして、不登校のお子さんの悪いところに目がいってしまいがちならば、不登校のお子さんの良いところも見ていきましょう。
学校に行かないといけないという気持ちを、今こうやって一緒に家にいて生きていてくれるということに目を向けていきましょう。
そうは言っても
そんなことは分かってる
でもそんなことで良くなるんですか
と思いますよね。
責めてばかりいる人と
褒めて楽しそうに生活をしている人
不登校のお子さんも親御さんもどのような状況で生活していきたいですか？
気持ち穏やかに生きていけることですよね。
否定していくことは、気持ちを落ち込ませることはあっても穏やかにすることはないですよね。
それでも思考癖を変えるのは難しい。そう思った親御さんは口癖を直していきませんか？
否定的な口癖があれば、その口癖を言わないようにしていけばいいのです。
例えば、疲れたと思ったらそれは頑張ったってことですよね。
ですので、頑張ったねと変えていくのです。
今日も頑張ったね。
頑張った！私素敵だよね。
頑張った。私いいよね。
というように変えていくのです。
今日も疲れたと思っているよりも、気持ちが 晴れやかになりますよね。
親御さんが自分の口癖を変えていくことで、それを近くで聞いているお子さんの気持ちにも響いていきます。
お子さんの不登校で何をどうしたらいいのかわからないと困っている親御さんは、自分ができることから、口癖から変えていきましょう。
そして、不登校のことをもっと知りたい。口癖だけでは心もとないと思ったならば、不登校カウンセリングセンターの無料メルマがに登録してください。
ヒントが書かれていますよ。
いつでも不登校、カウンセリングセンターの心理士が寄り添うことを覚えておいてくださいね。