不登校カウンセリングセンターの西浦まゆみです。
不登校っ子の中にはゲームばかりをして
昼夜逆転傾向になっていることもしくなくはありません。
不登校っ子ママにとっては、
ゲームばかりする不登校っこにイライラして
「ゲームばかりしないで、勉強もしてよ」「ゲームは禁止」など
言っては親子バトルを繰り返して、親子ともに疲弊しているのではないでしょうか？
親としては、ゲームより勉強をしてもらいたい、
学校に行った時に勉強についていけない思いをしてほしくない
早く学校に行ってほしい・・・など色々な思いがありますよね。
だから、ゲームをしてほしくないと思って
不登校っ子がゲームをするのに嫌悪感を抱いてしまいます。
確かに、ゲームをするよりは勉強をした方がいいし、
昼夜逆転生活よりも規則正しい生活をしてほしいと思います。
ただ、どうして不登校っ子がゲームばかりをしているのかを考えずに、
ゲームすることはいけないことと禁止すると、
不登校っ子は反発を強めてしまいます。
不登校っ子の中には、学校に行けない自分の気を紛らせるために
ゲームをしていることがあります。
ゲームだけが自分を受け入れてくれる、
ゲームをしている時だけは何も考えなくてもいいと
不登校っ子が考えていることも少なくはありません。
不登校っ子によってはゲームを禁止して
生活習慣を強制的にしないといけないこともありますが、
段階を経て生活習慣をつけていくこともあります。
不登校っ子の状態で変わりますが、
まずは、不登校っ子のゲームに対しての思いを知ることが大切です。
そのためには不登校っ子にゲームのことを聞くことですね。
どうしてゲームをしたいのか、なぜゲームをするのかを聞いた上で、
ゲームのルールを決めていくことですね。
ゲームの夢中になり、寝食を疎かにしていると
心身ともにいいことはありません。
なので、不登校っ子と一緒にルール決めとしてゲームの時間を決めることですね。
21時までにはゲームをやめて就寝する、
決まった食事時間にはゲームをしないで食事を食べる
など、不登校っ子と一緒にゲームのルール決めをすることです。
この時に、意識することは不登校っ子の考えをきちんと聞いて
一緒にルールを決めていくことです。
親の意見ばかりを押し付けないようにすることですね。
不登校っ子が押し付けられたことではなく、
自分でゲーム時間を決めたと意識があれば、ルールを守っていきます。
ただ、親の気持ちを伝えることは大切です。
ゲームに夢中になりすぎて、寝食を忘れて不規則な生活をしていたら、
体にとってはよくないから心配していることを伝えることですね。
そして、ゲームのことをきっかけにして、
親子での会話をたくさん持つことで、不登校っ子の気持ちに寄り添い、
不登校っ子が抱えているものを知ることもできます。
それが不登校の解決につながっていきます。
意識してくださいね。
不登校のことで気になることがありましたら、気軽に相談してください。
大切なことはひとりで抱え込まないことです。