心理カウンセラーのブログ

不登校 コントロールできないことを知っておく

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親御さんは自分のことコントロールできてますか?

こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんの親御さん、 日々心が休まるときはなかなかないのではないかなと思っております。

それでも、仕事の時、ご自分の気持ちをコントロールして、仕事に集中するということをされているのではないでしょうか。

まだ、お子さんが不登校になったばかりの親御さんの場合は、 お子さんのことが気になって、仕事でミスをすることがちょっと増えてしまったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

私も不登校の子どもの親でした。気がつくと、子どものことを考えているということは、当たり前にありました。不登校になる前と 不登校になってからでは、やはり、心配の仕方が違うからですよね。

心配の仕方の違いは、親としてはなんとしてでも、一日でも早く、学校に行かせたいという気持ちがあるからです。

焦りがあるからです。

そのために、なんとかする方法はないかとインターネットを 使い、解決の方法探しをしていますよね。そして、今、このブログに来てくださっているのだと思います。

不登校のお子さんに色々な声がけをする。
不登校のお子さんを元気づける。
不登校のお子さんに優しくする。
不登校のお子さん叱咤激励する。

いろいろな対応方法があります。

ですが、 この時にしっかり覚えておいてほしいことがあるんです。

親御さんが伝えたことで、お子さんがすぐに動くとは限らない

お子さんが親御さんの言うとおりに動くとも限らない

ということです。

親御さんが子どもだった時のことを思い出しても、今なら親の言うことは正しかったと分かっても、子どもの頃は分からなかった。行動していなかった。ということありますよね。

親御さんも、大人になった今でも行動したほうがいいと分かっていても、なかなか受け入れられない、行動できないということありますよね。

そして、親御さんご自身が自分の気持ちをコントロールできないことを、不登校のお子さんに、 親の言うこと聞きなさいよと言っても、不登校のお子さんが動くわけがないというのはわかりますよね。

不登校のお子さんは、親御さん自身ではないので、お子さんとはいえ、別の人を自分でコントロールして動かすっていうのはなかなか難しいこともわかりますよね。

親御さん自身が自分のことをうまくコントロールできないのだから、お子さん自身が自分のことをコントロールするのは難しいということもわかりますよね。

別の人格のお子さんをコントロールするのは難しいのです。

親御さんはただ 応援することしかできないし、支えてあげることしかできないのですが、応援すること、支えること、不登校のお子さんのことを信頼することが、とても大切なのです。

親御さんは、

・こういうことをやるといいんだよ
・ こういうことやってくれると嬉しいな
・これ一緒にやってみようよ

と声掛けをする。

親御さんの声掛けや提案にお子さんがどう反応し、どう選択し、どう行動をしてくれるかというところ になってくるのです。

親御さんの思う通りにお子さんが動かなくても、そこでなんでやらないの。っと怒らない。
不登校のお子さんに対してはそこが大事です。

不登校のお子さんが、ほんと少しでも行動したのなら、行動できたねと褒めてあげてください。

行動できたねって言ってあげるだけで、お子さんは行動できたんだと認識します。

お子さんの中には このくらいできるよって思うお子さんもいらっしゃるかもしれないです。

親御さんが行動できたっと気づいたということは、お子さんが不登校になった時、一番精神的に落ち込んでる時にはできなくなっていたっていうことなのです。

ですので、そうだよね。当たり前にできてたことだよね。できたこともできてなかった時があったんだよ。
当たり前にできたことも、実はできてるってすごいことなんだと、褒めていいんだよ。

それをしっかり自覚していくことが大事なんだよ。というふうに伝えていきましょう。

お母さんもお父さんも、そんなの今〇年生なんだからできて当たり前って思ってたけど、よくよく考えたら、〇年生の時はできないようなことができてたってことって、実はすごいことなんじゃない。成長してるっていうことなんだよ。

と、以前はやれなかったことが今の自分はやれるようになってるんだっていうことを自覚させてあげてってください。

そして、親御さん自身も自覚していってください。

・朝起きること
・歯を磨くこと
・お風呂に入ること
・おトイレ行くこと
・眠ること

当たり前にできることって思うかもしれません。ですが、意外にやれない人もいる。

例えば親御さん。

お子さんが不登校になったことで、今まではどこでも眠れてたっていう親御さんが急に眠れなくな っていうことはありませんか。精神的に悩んでて、眠ることができなくなってしまった。不眠症になってしまった。

そう思うと、眠れてた自分ってすごいなって思いますよね。あんなに眠れてたのにって思いますよね。

当たり前にできていることも、自分ができてるんだということを自覚して褒めてあげましょう。

親御さん自身が自分を褒め、自分をコントロールできるようにしていく。
そうすることで、不登校のお子さんにも自分を褒めることが自然と移っていきます。

自分で自分を褒めることができるようになると、自分で 自分のことを認めることができるようになるので、自己受容ができるようになっていきます。

自己受容ができていくということは、自分に自信が持てていくことになるので、自分に自信が持てていければ、また学校に行こうと思えるようなっていきます。

お子さんの1年は、大人の1年とは違います。ですが、焦りすぎてはいけません。

ただ、 お子さんを守る、お子さんを信頼する。そのためには、今のお子さんにはそれは厳しいんじゃないのかな。と親御さんが思うこともやらなければならないことがあります。
そのためには、ある程度の覚悟も親御さんには必要です。

親御さん自身も自分をコントロールできるように、 お子さん自身も自分をコントロールで自分の感情をコントロールできるようになっていきましょう。
一緒にできるようになっていきましょうね。

もし、親御さんが1人で

学校の先生とうまく連携ができない
お友達に話すことができない
パートナー、家族の方とうまく連携が取れない

と1人で苦しんでいらっしゃるのであれば、いつでも私たち不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが相談に乗るということを忘れないでくださいね。

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親御さんのためになりますよ。

それでは、空を見上げて、思いっきり深呼吸をしてください。思いっきり背伸びをしてください。

まずは、体の力を抜きましょう。リラックスをして、良い一日をお過ごしください。

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