こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。
不登校のお子さんの親御さんに質問です。
不登校のお子さんと話しができていますか?
不登校のお子さんは、親御さんから逃げていませんか?
親御さんがリビングに行くと、お子さんが慌ててリビングから出て行く、ということはありませんか?
お子さんが、親御さんから逃げていくとは、どういうことだと思いますか?
それは、親御さんに対して、心を閉ざしている可能性が高いです。
ちなみに、私は親の足音を聞くと、慌ててリビングから自分の部屋に行く子どもでした。
私の場合は、反抗期だったからですが、
・親に関わりたくない。
・親と話したくない。
・親は何かとブツブツ言ってくる。
・頑張っているのに、これも、あれもと言ってくる。
という気持ちがありました。
不登校の親御さんも、ご自分の子どもの頃を思い出すと、思い当たる節があるのではないでしょうか。
今、不登校のお子さんは、親御さんにどのような態度を取っていますか?
不登校のお子さんは、自分が安心して居られる場所を求めています。
学校に居場所がないので、不登校になっているのですから、安らぎの場所は家のはずです。
そして、不登校のお子さんは、親御さんに助けを求めています。安らぎを求めています。
その不登校のお子さんが、親御さんから逃げるということは、親御さんに心を閉ざしている、ということになります。
なぜ、不登校のお子さんは、助けて欲しいと思いながら、頼りたいと思いながら、親御さんに心を閉ざしてしまったのか。
それは、親御さんに
・学校に行くように言われた。
・すごく怒鳴られた。
・また、傷つけられる。
という気持ちを、不登校のお子さんが持っているからです。
親御さんからしてみると、叱ったことはあるけど、怒鳴ったことはない。と思うかもしれません。
不登校のお子さんは、自信を失っている状態です。
親御さんからすると、些細なことでも、不登校のお子さんにとっては、とても傷つくことになるのです。
不登校のお子さんは傷つきたくないので、自分を守るために、親御さんと距離を取ろうとします。
不登校のお子さんは、自己防衛のために、不登校になっています。
自己防衛のために、親御さんに心を閉ざしているのです。
不登校のお子さんと、信頼関係を取り戻すためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、親御さんはお子さんの味方だと知ってもらうことです。
そのためには、コミュニケーションを取る時間が必要です。
1日30分、お子さんと話しをしてみましょう。
その時に注意することは、お説教はしないということです。
お子さんに言いたいことは沢山あるでしょうが、コミュニケーションを取る時間では、ただただ、会話を楽しみましょう。
そうすることで、親御さんと話しをしても、傷つくことがないということを、お子さんに知ってもらうのが大切です。
話しが弾むようになってくる頃には、お子さんは親御さんは味方なんだと思ってくれています。
どうしても会話が無理なら、トランプ、ボードゲーム、テレビを観るなどの方法もあります。
例えば、テレビを一緒に観ているのなら、
お子さんが面白くて笑っている時に、お子さんの顔を見てあげてください。
同じところで親御さんも笑っていれば、お子さんは安心します。認めてもらえていると思います。
同じところで笑っていると、お互いに顔を見合わせて、目が合うようになってきます。
テレビを見終わってから、ここが面白かったね。などの、会話をしていきましょう。
勘違いしないでほしいことがあります。一切叱ってはいけない、ということではありません。
叱るべきときは叱ってください。
(叱り方のコツを参考にしてください。)
不登校のお子さんが閉ざしている心を、開いていきましょう。
不登校カウンセリングセンター 水野幸子でした。