心理カウンセラーのブログ

不登校 食事を見直す

更新日:

たかが食事、されど食事

こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

夏休み中、不登校のお子さんの食事はどのようにされていますか?

不登校で学校に行けていないのだから、夏休みだからといえど、食事がかわることはありません。

そのような声が聞こえてきそうですね。

それでは、普段はどのような食事にしていますか?

不登校のお子さんで、体のだるさを訴えているお子さんは、実は栄養不足になっているかもしれません。

体は食事でできています。

今、パリオリンピックが開催されていますよね。

アスリートの皆さんが、オリンピックに向けてどのような努力をされてきたのかを、TVなどで見る機会が増えています。

強化合宿の際の食事は、栄養バランスがしっかり考えられていると聞きますよね。

アスリートの体を支えているのも食事なのです。

ただ、お腹が膨らめばいい、ということではないのですね。

じゃあ、何を食べればいいの。と思いますよね。

一番良いのは、すべての栄養をバランスよく摂ることです。

ですが、そんなの無理ですとなりますよね。

私は料理が苦手なので、本当に無理だって~と思ってしまいます。

勘違いしないでくださいね。

豪華な料理を作りましょうと言っているのではないのです。

普段の料理に、1品何かを加えるということから始めればいいのです。

不登校のお子さんは、育ち盛りですよね。

成長に特に必要な栄養素をしっかりとりましょう。

タンパク質

身体のほとんどはタンパク質が材料になっています。

筋肉をつけるにはプロテインと浮かびますよね。

筋肉だけではなく、骨、内臓、血液の材料にもなっているのです。
他には、ホルモンや免疫細胞の材料にもなります。

育ち盛りのお子さんには必要ですよね。

さらに、脳の神経伝達物質もタンパク質が材料になっているのです。

脳の神経伝達物質は、心・気持ちに影響があります。

不登校のお子さんは、心が傷ついています。
心を体から元気にしていくには、タンパク質をしっかり食べましょう。

不登校のお子さんが、パンやインスタントラーメンで食事を終わらせているのなら、

・ゆで卵
・魚肉ソーセージ
・ひき肉のそぼろ
・チーズ
・納豆
・鯖缶などの缶詰

など、お子さんが手軽に食べられるものを用意しておくといいですよ。

鉄は血液を作るのに欠かせない栄養の一つです。

特に女の子は、生理があるため、鉄欠乏性貧血になりやすいです。

運動部に所属しているお子さんは、見た目と違い貧血の子が多いです。
それは、激しい運動をすることで、鉄を運ぶヘモグロビンが壊れてしまうからです。

不登校のお子さんは、ずっと家にいるから激しい運動はしていないから大丈夫。
うちは男の子だから大丈夫、と思うかもしれません。

不登校で激しい運動をしていなくても、男の子だから生理はなくても、育ち盛りのお子さんには鉄が必要です。

子どもの成長は著しいですよね。

1年で10cm身長が伸びるお子さんもいます。

その分、血管も伸びているわけですから、血液の量を増やさなければ、体に酸素も栄養も届きません。

酸素や栄養が届かなければ、体が疲れやすくなることは、想像できますよね。

不登校のお子さんは気持ちが沈みがちです。

じつは、鉄が不足をするとタンパク質を神経伝達物質に変換されにくくなるのです。

神経伝達物質は、心の安定には必要です。

・レバー
・小松菜
・高野豆腐
・カシューナッツ
・プルーン

鉄なべで料理するのもいいですね。
ちなみに私は鉄なべで沸かしたお湯でお茶を作り、水筒で持ち歩いて毎日飲んでいます。

炭水化物

炭水化物 = 糖質 だから、食べない方がいいと浮かんでしまう、親御さんも多いかもしれません。

炭水化物にも色々あるので、精製されていないものを選べば、糖質の心配をさほどする必要はありません。

糖質がよくないというのは、ダイエットの敵とイメージができているからかもしれません。
糖質を摂りすぎて太っている人には、糖質を減らすことは効果があるでしょう。

ですが、育ち盛りのお子さんで、糖質ばかり食べて太っていないのなら、避ける必要はありません。

炭水化物は活動に必要な栄養素です。

活動に必要な栄養素がなければ、体がだるくなるのは当然ですよね。

日本人はやっぱりお米。できることなら精製米よりも玄米のほうがよいです。

なぜなら、玄米のほうが食物繊維、ミネラル、脂質、ビタミンが摂れるからです。

ただ、、、玄米はしっかり咀嚼して食べることが大切です。

小さなお子さんは、しっかり噛むことができず、消化がうまくできない場合もあります。

飲み込むようにあっという間に食べてしまう人にはお勧めできません。

が、玄米を食べることで、咀嚼する癖をつけることはできます。

一気に玄米ではなく、少しだけ混ぜてみるなど、工夫をしていきましょう。

おやつの工夫

不登校のお子さんは、心が傷ついています。
心を癒すために、好きなお菓子を食べさせてあげたいと思いますよね。

ですが、そのおやつが、スナック菓子、砂糖がたっぷりなジュースだと問題です。
糖分がたくさん入ってますよね。

炭水化物は糖質だから食べないで、スナック菓子は食べて糖分をたくさん摂る、というのは、体によくないことをしているなと気づけますね。

たまにはいいですが、毎日は避けたいところです。

おやつは小腹が空いているから食べるもの。
お菓子でなければならないということはありません。

・旬のフルーツ
・小さめなおむすび
・ナッツ類
・小魚
・野菜スティック

など、栄養も摂れるものにしておくと、栄養の補給もできますね。
おやつは、不足している栄養を補うような役割をしていると考えると、
スナック類に手が伸びにくくなるのではないでしょうか。

毎日スナック菓子というのを、別のものに変える。
毎日スナック菓子を、1日おきにする、など、工夫をしていきましょう。

   

タンパク質と鉄は、不足している可能性が特に高いです。

この2つの栄養だけを摂っていればいいというものではありません。
成長期のお子さんには特に必要な栄養です。

意識して摂ってほしいと思います。

心身のためにはバランスよく摂るのが一番ですね。

分かっているけど、出来ないという気持ちもよく分かります。

ちょっとだけでも意識しているのと、まったくの無頓着でいるのとは違います。

お買い物するときに、思い出してくださいね。

不登校のについて、勉強したいと思っているあなたは、無料メルマガに登録をしてくださいね。

栄養素を意識してお買い物するのと、しないとでは違いがあるように、

手探りで不登校のお子さんを支えるのと、知識があって支えるのでは違いが出てきます。

また、親御さんだけでどうしようと悩んで辛い思いをしていませんか?

いつでも不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてくださいね。

今日は旬の物を食べましょう。
旬のものは、安くて栄養も一番多くでおいしいので最高な食材ですよ。

-心理カウンセラーのブログ

Copyright© 不登校カウンセリングセンター , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.