こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中の親のあなたは、
”心と体はつながっている”ということをきいたことがあるでしょうか?
そう、心と体はつながっているのです。
たとえば、
風邪をひいて熱が出ているときって、やる気が出ませんよね?
肩が凝っていると、仕事の集中力が続かないということがありませんか?
人の体は、37兆個の細胞一つ一つがしっかり機能することで成り立っています。
この細胞のエネルギー源が栄養と酸素。栄養と酸素が足りないと、細胞は機能できず、やがて全身のすべての器官に不具合が生じてきます。
全身の器官の中でも重要なのは脳です。脳細胞は栄養や酸素が不足すると衰えていきます。そうすると、記憶力や判断力が低下していき、内臓の各器官の働きも鈍くなっていきます。胃や腸の機能が衰えると消化や栄養の吸収が悪くなって、下痢や便秘を引き起こします。それから肌や髪、爪などの細胞の再生が滞るので、外見からも不調な様子がわかるようになります。
このように体の内側も外側も不調をきたさないようにするためには、食事や呼吸で取り入れた栄養と酸素を、脳をはじめ、全身の細胞に送り届けることが重要です。それを行うのが血液であり、その血液の流れを司っているのが自律神経なのです。
なので、自律神経を整えることで血液の流れが良くなり、全身の細胞が活性化されるのです。
この自律神経には心の状態も大きく関係しています。怒りや不安で心が乱れると、自律神経のバランスも崩れて血流がわるくなります。そうなると、体にもさまざまな不調が生じます。
つまり、心と体は自律神経を介してつながっているのです。
心の状態が絶好調なら、自律神経のバランスが整って、体の調子も絶好調になります。
心の状態が不満なら、自律神経のバランスも乱れて、体も不調になっいくのです。
子どもが不登校になったということは、心の状態がよくないことが多いです。観念、つまりものごとのとらえ方に偏りがあって、自分に自信がなくなってしまったり、不安が強くなってしまったりするので、心の状態がよくないのですが、特に不登校の初期は頭痛や腹痛、下痢、手足のしびれなど体にも様々な不調が出てきます。
それで、病院にいって検査しても特に体に問題がなければ、起立性調節障害などの自律神経失調症と診断されることもあります。
なので、自律神経を整えていくことが不登校解決にはとても大切なことになります。
体と心は自律神経を介してつながっているので、自律神経を整えて、心も体も元気にしていきましょう。
あなたのお子さんの不登校解決のヒントになれば幸いです。
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子でした。