心理カウンセラーのブログ

劣等感克服 『できること』と『できないこと』はただのちがい

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こんにちは!
不登校カウンセリングセンターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。

子育て中のあなたは、
お子さんが学校に行きたがらないことや不登校の状態になっていることに悩んでいませんか?

学校に「行きたくない」と言っている、もしくは不登校の状態のお子さんは自分に自信をなくしている状態かもしれませんね。

お子さんが自分に自信をなくす原因として考えられることの一つに、
自分と誰かを比べてしまって、劣等感を強く感じてしまっているということがあります。

学校というところは、現状どうしても『できること』を評価されるという一面がありますね。

成績であったり、運動であったり、なにか秀でている能力があったり、クラスをまとめる力だったり、先生の話をよく聴いていることだったり、協調性があったり、、、と、できていることは良いことだととらえられる機会が多くありますね。

すると、『できた方が良い、できない方がよくない』というとらえ方になってしまいがちです。

ここを注意して考えてみてほしいのです。

できることをほめられた子どもは、そのときは自分に自信が芽生えるかもしれません。

でも、『できる自分に自信を持つこと』は、ある危険性をはらんでいます。

できたことをほめられて自分に自信を持った子どもは、できない人のことを見下すようになる可能性があります。

そのうち、自分よりできる人が現れたときに自信を失ってしまう可能性があるのです。

つまり、できている自分に依存している状態の自信では、できない自分になったときにその自信を失ってしまう可能性が強いのです。

でも、やっぱりできないよりはできた方がいいと思ってしまう気持ちもわかります。

大切なのは、できるできないに関係なく自分のことを好きでいられる状態でいることなんです。

子どもが自分のことを好きでいるためには、
親から無条件に愛されているという感覚を持っていることです。

勉強ができていなくても、宿題をやっていなくても、反抗的な態度をとったとしても、友だちと仲よくできなくても、協調性がなくても、運動ができなくても、気が利かなくても、、、
できないことがあったとしても、自分は親から無条件に愛されているんだ、
どんな自分でも私は親から愛されているんだ、
という感覚を持っている子どもは、
たとえできないことがあっても、それで自分に自信をなくすことはないのです。
できない、ということも受け入れられる状態でいることが大切なのです。

『できる』・『できない』はただのちがいです。

これは『りんご』です。これは『みかん』です。

と同じ位のただのちがいです。

できることはできないよりはいいかもしれません。

ただ、今できていない人がいても、その人はずっとできないわけではなく、これからできるようになる可能性があります。

今できなくてもいいんです。

決してあきらめず、淡々とやり続ければできるようになることはたくさんあります。

人によって、すぐできる人もいれば、
できるようになるのに時間がかかる人もいる。
ただ、それだけのことなのです。

どんな人にも価値があります。

『できる・できない』で人の価値は決まりません。

本日はこのことを覚えておいてくださいね☺️

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