心理カウンセラーのブログ

信頼されない伝え方

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 こんにちは、
 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。

 

 「宿題やらないと先生に怒られるよ」

 あなたは宿題をやろうとしない子どもにこう言って励ますことはありませんか。

 先生に怒られるからやる、というのでは、判断基準が他人がどう思うかということになっています。

 なぜ宿題をやるのか、宿題をやることで何を得られるのかということを子どもと一緒に考えれば、子どもは自分で自分の行動を判断できるようになります。

 子どもがどうしても宿題をやらないというのであれば、「どうしても無理なら、できない理由を先生に説明しよう」と言って、宿題をやらないという選択肢を選ぶことがあってもいいのです。

「先生に怒られるよ」

「ママに怒られるよ」

「パパに叱ってもらうよ」

「お店の人に怒られるよ」

「おまわりさんに捕まるよ」

 これらは、自分の責任を放棄し、他人に責任転嫁する言葉です。

 親のこういう言葉を聞いていると、子どもは自分の行動を誰かの判断に頼るようになり、自分が正しいと思うことややりたいことよりも、周りの人がどう思うのかを基準に行動するようになります。

 そうすると、自分の考えを持つことができない、他人まかせの生き方になっていくのです。

 なぜそれをやるのか、それをやらないのか、自分が責任をもって理由を伝えるようにすることが、子どもの成長の支えになります。

 何をすればいいのかわからない、わが子に対してどのように接したらいいかわからないという時は、ぜひカウンセラーに相談してみてください。

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