心理カウンセラーのブログ

不登校への考え方は千差万別

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不登校への思いは人によって違います。

こんにちは。不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんは大勢います。不登校と一つの単語で表現をしていますが、お子さんによって不登校の形が違います。(形と表現するのなら)

不登校のお子さんの形が違うように、親御さんの考え方や思い、支援への取り組み方もそれぞれ違います。

みんな親だもの。同じ気持ちなのではないのかなと思いますよね。

高校生でお子さんが不登校になった親御さんは、小学生や中学生の時に不登校のほうが焦らない、と言う方が多いです。

小学生、中学生のお子さんが不登校の親御さんは、驚く言葉かもしれません。

高校は義務教育ではないので、出席日数と単位取得ができなければ、留年となります。
不登校のお子さんが、1学年下の子と学ぶこと。同級生だった友達が先輩になる学校に行くことは、正直とでも厳しいです。ですので、出席日数が足りないとなるので、高校退学につながるのです。

小学生、中学生の不登校の場合は、出席日数に追われることなく、焦ることなく、お子さんと向き合って取り組める分、焦らなくてもいいという率直な気持ちなのですね。

小学生、中学生のお子さんの場合も、いずれ高校受験を迎えます。
高校に行くのか、どういう高校に行くのかを考える時が来ます。

その時には、学校に楽しく行けるようになっていてほしい、と願う親御さんばかりだろうと、思いますよね。

今は多様性の時代です。

不登校のお子さんにも学校に行かなければならない、という一択だけではなく、多くの道があります。

親御さんが子どもの頃に学校でつらい思いをされていれば、無理に学校に行く必要はないという考え方になります。

親御さんが子どもの頃に、学校が楽しくて仕方がなかったという経験をされていれば、学校に行ったほうがいいという考えになります。

親御さんの気持ちも大切ですが、一番に考えるのは不登校のお子さんの気持ちです。

そして、不登校克服=学校に行くことではなく、

不登校の克服=自立しているお子さん

ととらえていきましょう。

不登校のお子さんは、学校に行くことができても、また再発する可能性が非常に高いです。

それは、根本を解決していないからです。

根本とは、お子さんが学校に行かないことを選ぶことになった原因、思考癖です。

例えば、

お子さんはいじめられていないのに、いじめられている子を見て、学校に行けなくなった。
いじめられていた子は、学校に行っている。

という場合です。

・ストレスの耐える力の強さ
・敏感に感じてしまう心
・同調する気持ち
・自己肯定感の大きさ
・将来への展望
・家の環境

などでも、学校に行き続けるのか、行くのをやめる選択をするかが変わってきます。

学校に行けるようになっても、ストレス耐性が弱いままであれば、耐えられないと思えば学校に行かないという選択をすることになります。



ストレス耐性のことを考えると、私としては学校での生活は必要なのではないかと感じています。

それは、 成長するにつれ、順番にストレス耐性を強くしていくことができるからです。

成長していくと段階で自然に周りとの人との関わり方を覚えていくからです。

保育園の時は、男の子も女の子も特に関係なく、 みんな一緒に着替えをしていました。

それがだんだん成長していくうちに男の子、女の子という性別があるということに気がつきます。

小学生の時までは年上の子であろうが年下の子だろうが、仲が良ければ 名前を呼び捨てで呼び合っていました。

それが中学に上がると突然先輩後輩という状況になります。あんなに仲良かったのに、学校では何々さん、 何々先輩と呼ぶのが普通になっていく。

このように家族だけではない別の人たちと付き合う、 別の学年と付き合っていくということは、大人になって社会に出た時に、色々な年齢の人、 いろいろな多様性の人と付き合っていくときのコミュニケーションをとっていくにも大切な経験となります。

学校は、学科の勉強をするところでもありますが、人として生きていく上での 勉強もしている場所でもあるのです。

不登校のお子さんの中には、ゲームの中で大人の人と知り合って、大人の人とゲームの中で会話をしたり、チャットルームで会話をしたりして、 その能力を養っていくお子さんもいます。

そして、自立できていくお子さんもいます。そういう場合は、親御さんの考え方に変化があり、お子さんと親御さんとの信頼関係を築いています。

お子さんを自立させていくためには、やはりお子さんと親御さんの信頼関係が とても大切になります。

ですので、親御さんはお子さんに 寄り添ってあげてください。

もし親御さんがこんな親だからお子さんが不登校になったんだ。

自分がいけないんだとご自身を責めているのなら、自分を責めてしまう思考癖を緩めて、 手放していくことが大切です。

その方法は、不登校カウンセリングセンターのこの心理カウンセラーのブログにもヒントがたくさんあります。

他のブログも読んでみてくださいね。


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不登校のお子さんの親御さんは、心身ともに疲れてますよね。

お子さんとの時間も大切にしてほしいですが、 ご自身のことを見つめる時間、ご自身だけの時間も作ってくださいね。

いつもで、不登校カウンセリングセンターの心理カウンセラーが寄り添うことを覚えておいてくださいね。

それでは、今日も楽しい1日にをお過ごしください。

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