心理カウンセラーのブログ

不登校 気持ちに波がある

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんが、いよいよ学校に行こうとなりました。

不登校の6段階の5段解目、登校刺激期(リハビリ期)に当たります。

登校刺激期(リハビリ期)のお子さんの気持ちには、大きな波があります。

最初の1週間は、学校に行く朝には相当な勇気が必要になります。

学校に1人で行くことはできず、親御さんが車に乗せて行くこともあります。

車で学校に行ったまではいいのですが、車から降りることができない、ということもあるのです。
車から降りるのが嫌で、泣いてしまう子もいます。

嫌だと大泣きする子もいれば、シクシクと泣く子もいれば、ポロポロ涙を流す子もいます。

登校刺激期(リハビリ期)のお子さんの親御さんの気持ちは、保健室や別室登校であっても、学校に行きだしたことで、心に安心感が広がりつつあるときです。

その時に、お子さんが学校の駐車場に止めている車から降りないことに、苛立ちを感じることが多いです。

ここで、親御さんが苛立ちをお子さんの向けてはいけません。ここで怒ったり、怒鳴ったりすると、お子さんはまた学校に行くことを止めてしまいます。

登校刺激期(リハビリ期)のお子さんは、耐えられる限界までのストレスを感じて学校に行こうとしています。そこに、怒られることが起きると、ストレスに耐える力(ストレス耐性)の限界を超えてしまうのです。

パンパンに膨れ上がった風船が、パ~ン!!!と割れてしまう状態になります。
ですので、親御さんは登校刺激期(リハビリ期)のお子さんを信頼して、優しく見守ってあげてください。

登校刺激期(リハビリ期)のお子さんの気持ちには波があります。

親御さんが驚くほどスムーズに学校に行くときもあれば、ベッドの中でウダウダして起きない時もあります。

学校、楽しかったよ、と元気に帰ってくるときもあれば、ぐったりと疲れきって帰ってくるときもあります。

気持ちの波が、アップダウンしながら少しづつ上がっていきます。

親御さんが、登校刺激期(リハビリ期)のお子さんの気持ちのアップダウンで一喜一憂していると疲れてしまいます。

登校刺激期(リハビリ期)のお子さんは、感情をアップダウンしながら成長しています。

お子さんとの会話をする時間を確保して、お子さんの気持ちを聞いて受け止めてください。

この時に、お子さんがアドバイスを求めてくるまで、アドバイスをしないでくださいね。
ただただ、お子さんの話を聞いて、肯定してあげてください。

どうしても気になることがあり、親御さんの気持ちを伝えたいときは、お子さんが話し終わるまで待ってください。お子さんの話を途中で割り込むことはやめましょう。

登校刺激期(リハビリ期)のお子さんの気持ちは、遊園地の絶叫マシンに乗る状況です。
毎日、学校に行くことで、アトラクションの難易度が低くなってきます。

学校に行くことが、メリーゴーランドに乗るくらいにまでなれば、ほぼほぼ大丈夫です。

ほぼほぼとは、不登校には再発という問題があるからです。

再発を防ぐ方法の1つは、不登校の時に行ってきた親子のコミュニケーションを続けることです。

会話をしていくことで、お子さんの気持ちの動きを感じることができますよね。

お子さんを信頼して安心しつつ、見守ることを続けてくださいね。

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