心理カウンセラーのブログ

不登校解決は焦らない

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こんにちは、不登校カウンセリングセンターの水野幸子です。

不登校のお子さんを支援している親御さん、疲れがたまっていませんか?

どんなに頑張っても、どんなに努力をしても、解決が程遠いと感じていませんか?

もう、どうなってもいいと、感じることがありませんか?

ありますよね。

不登校の解決の一つに、生活リズムを整えるということがあります。

この生活リズムを整えることも、不登校のお子さんの状態によって、本当に少しづつスローステップで進めることもありますし、昼夜逆転の生活を一気にお昼中心の生活にかえることもあります。

そして、起床時間は学校に行くための時間にしていきます。

朝、不登校のお子さんとのやりとりが、本当につらくてしんどいと感じることがありますよね。
起こすことが嫌だと思うことがありますよね。

不登校のお子さんの不機嫌な寝起きの顔を見るのが怖いと思っている親御さんもいるかもしれません。

この状況がいつまで続くのだろうと辛くなってきますよね。

もう、起こさなくてもいいのではないかと思うときもでてきますよね。

不登校のお子さんの親御さんの辛さも、しんどさもよく分かります。

ここが、踏ん張りどころです。

ここで、今までやってきたことを止めてしまうと、不登校のお子さんは、
なんだ、やりたくないと粘っていれば、やらなくてもいいことになるんだな、と学習をするのです。

人は、楽な方楽な方へ流されていきます。
人は、自分の都合のよいように解釈をします。

不登校のお子さんと話をしていて、どうしてそういう解釈になったのかなと驚くこともあるのではないでしょうか。

不登校を克服していくうえで大切なことは、始めたことは続けることです。

始めては、止めて、また始めてを繰り返していると、不登校が解決しずらくなります。

例えばダイエットです。

ダイエットを始めると、最初は順調に体重は落ちますが、そのうちに停滞期になり体重が落ちなくなると聞きますよね。

ここで、踏ん張ってダイエットを続けていれば、また体重は落ちだします。
ここで、諦めてダイエットを止めて、食べる量を増やしたり、運動しなくなると体重は増加するうえに、痩せにくい身体になると言いますよね。

不登校もそうなのです。

不登校のお子さんは、ストレス耐性が弱いお子さんが多いです。

ストレス耐性を強くするには、始めたことを続けていくことが大切です。
特に、学校に行くために始めたことは、始めたらそのまま続けましょう。

続けていくことで、慣れていき、習慣になり、嫌だとか思わずに行えるようになるのです。

それまでの道のりは、親御さんにとってはとても長いことかもしれません。

ずっと変わらないのです!と思いますよね。

そう思ったときは、視点を変えて見ましょう。

変わっていないということは、悪くもなっていないということなのです。

今は、停滞期。慣れているのに時間がかかっているのです。

ここで、親御さんがイライラしながら踏ん張るのではなく、楽しむ感覚で対応していきましょう。

そんなこと言われても楽しめるわけがない、と思いますよね。

そのお気持ちも、よくよく分かります。

ただ、不登校のお子さんは、人の気持ちの動きに敏感な子もいます。

親御さんにイライラを敏感に察知しています。
その状況はで、お子さんは委縮していくばかりです。

ですので、もうイヤだ!どうにでもなれ!と思った親御さんの気持ちを、
まっついいか、焦らずに気長にいこう♪という気持ちに替えてみてください。

学校に行くためにしてきたステップはそのまま続けながら、親御さんの気持ちを、学校に行かなくてもなんとかなる、という気持ちに替えてみましょう。

そして、親御さんが笑顔でいることが、幸せでいることが大切です。

1日5分だけでも、親御さん自身の時間を取り、リラックスしてください。

親御さん自身がリラックスできていないと、不登校のお子さんへの接し方が強くなりやすいです。

子どもが不登校に苦しんでいるのに、リラックスしている場合ではないと思いますよね。
ここでも気持ちを切り替えてください。

子どもが不登校で苦しんでいるからこそ、親御さんがリラックスして、優しい気持ちでお子さんに接するようにしていきましょう。

親御さんのリラックスした気持ちが、不登校のお子さんに伝わり、お子さんの心が癒されていきますよ。

不登校の解決を急ぐと、焦りが出てイライラします。
親御さんのイライラは不登校の解決には逆効果になります。

焦りが出たときこそリラックスをしていきましょう。

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