心理カウンセラーのブログ

社会に出ることへの不安

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 こんにちは、

 不登校カウンセリングセンターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。

 不登校の子どもを持つ親の多くが、このまま将来もひきこもりになるのではないかという不安をお持ちなのではないでしょうか。



 不登校、ひきこもりの人は、人間不信すなわち他人に対する不安や恐れを持っています。

 この人間不信を払しょくしていくことが、社会に出て他人と交わることができるようになるかどうかのポイントになります。

 最近のネット社会では、人と交わることが怖くて不登校になっている子どもが、ネット上の炎上や誹謗中傷といった事象を目にして、さらに「社会は怖いところ」「世の中には怖い人が多い」「ミスや失敗をすると非難され、嫌われる」といった他人や社会に対する不信感や恐怖感を募らせることすらあります。

 外の世界との交わりが少ない不登校の子どもは、他人のやさしさやあたたかさに触れる機会がなく、「他人は怖い」というイメージを抱えたまま大人になるため、大人になっても社会に出ていくことが怖くて仕事にも就くことができない、ということにもなるのです。

 世の中にはいい人もたくさんいる、助けてくれる人はいる、自分がどんな風に他人と関わるのかによって、良い人間関係を築いていけるのだ、という意識を持つことができるようになれば、社会に出ていけるようになります。

 親が子どもの気持ちを理解し、共感するとともに、カウンセリングを受けるなどして、心の中に刻み込まれたイメージを変えていくことで、人間不信をなくしていくことができます。

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